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孤児院出身のアンが、11歳でマシューとマリラに引き取られてからクィーン学院を卒業するまでの少女時代を描いたモンゴメリの傑作。羽海野チカさんの描き下ろしカバーイラストと、木村由利子さんの新訳でお届けします♪
うちの下の子が、珍しく自分から進んで図書館で見つけて借りてきました。
「赤毛のアン」は一度ちゃんと読んで見たかったそうなのですが、小学校の図書館にあるのはとても分厚いシリーズか、アニメのカット版絵本しかなくて、気になっていたそうです。
さて、ジュニア用に新約された本書はなんと集英社の新しい児童文庫シリーズで「集英社みらい文庫」シリーズから出ています。
(集英社さん、頑張れ〜!)
邦訳は木村由利子さん、カバーイラストは羽海野チカさん、そして本文のカット・イラストはおのともえさんという方が描かれていました。
私としては、文章が噛み砕かれ過ぎていて、少々物語のイメージが軽い気もしましたが、娘はとても気に入って、かえって来たお姉ちゃんに、この話にはどんなキャラクターが登場して、
どのシーンがどんなふうに面白かったと一生懸命説明していました。
特にアンが行商人(訪問販売)から買った毛染めで、髪の毛が緑色になって落ち込んでいるシーンが可笑しかったみたいです。
あと、作品中の一番のお気に入りは可愛いダイアナ(アンの親友)でした。(可愛いものが大好きな子なので)
一人で2〜3回は読み返していたみたいです。
多少、噛み砕いた文章になっているとはいえ、世界の名作に触れ、こんなにも「よかった」と読み返しているということは、この年頃の子どもたちにはとても読みやすい文章だったんだなぁと、思いました。
今までは分厚い本でちょっと手にする勇気がなかったけど、気になるな。という小学生のお子さんたちにはぜひ、お薦めします。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子11歳)
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