小学校に上がる前子供は(多分特に女の子は)覚えたばかりのひらがなで、しかも大人には読めない字でがんばってお友達にお手紙書いたりしませんか?この本はそんな経験のある子供にぜひ読んでもらいたいです。
今度引っ越すことになったあーちゃんが、「遊び島」のお友達一人一人に自分の気持ちを綴ります。その一言一言が、とってもよいです。子供らしく相手のことを理解していて、素直に短い言葉で伝えられていて。
でも、仲良しの「あき」は、あーちゃんの書いたカードを受けとらないのです。「いらない!」と大声を出して拒否。あきが書いてもらいたかった言葉がそこになかったからです。あーちゃんは泣きます。
そんな経験きっと誰にでもあると思います。相手を思って言葉を伝えるのは難しいよね、カードに書くとはっきりしちゃうから、相手の気持ちも考えよう、そんなことを思いながら、読み聞かせをしました。