「紫陽花さんとお話しているよ」 ママの声

梅雨の時期になると、やっぱり紫陽花かなーなんて
軽い気持ちで借りた絵本でした。
けれど、絵本なのですが、とても深いことを伝えてくれる絵本でした。
子どもと紫陽花の交流を通して、
生きていく上での大切なことを学んだ気がします。
ちょっとしぶい絵もいいですよね。
大人も読んでほしい１冊です。

子どもの目の高さに合う花であること、
そして　“紫陽花”という字のごとく
子供達に陽に向かって元気よく育ってほしいと願って
この絵本を書いた・・・と作者の方は仰っています。
絵本の中で男の子が紫陽花の一年間を見守り
話しかけながら　自分の成長も意識し始めるところに
じんわりとした感動があります。
漢字がたくさん使われているのですが
一つ一つにルビがふってあるので
小学低学年でも読めると思いますが
大人が読んだほうが心に沁みる絵本かなと思います。

　元気付けられ、勇気付けられる素敵な絵本でした。ほっと一息つけて、明日からまた頑張れるような気になります。
　大人になって読み返しても、その時々で何かが得られそうな気がします。親にとっても考えさせられる言葉がいくつもありました。この絵本が子供にとって、ずっと先まで大切な物のひとつになればいいなと思います。子育てに急ぎすぎて疲れ気味のお母さんたちにお勧めです。

　子供を育てている大人の方達におすすめしたい一冊です。
　私は「ぼくだって休んで元気になるんだ。お花さんも休まなければね。」という言葉に考えされられてしまいました。
　現代の子供たちは随分忙しい生活を送っているように思いませんか？紫陽花は休む事でまた元気になって綺麗な花を咲かせることができるのです。子供たちの疲れはちゃんととれているのでしょうか。
　急いで急いでと口癖のように言っている毎日。ちょっと休憩しながらの子育てもいいのかなと思ってしまいました。