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泣いた赤おに自信を持っておすすめしたい パパの声

泣いた赤おに 作:浜田 廣介
絵:梶山 俊夫
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\2,200
発行日:1993年03月
ISBN:9784039635907
評価スコア 4.77
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  • 青鬼の強い意志

     「ひろすけ童話」として,教科書にも載った事がある有名なお話です。もちろん,私も子供の頃読みましたが,青鬼の友情に感動したというよりも,何かやりきれない辛い気持ちになった事を覚えています。
     
     赤鬼は,人間たちの仲間になって仲良く暮らしたいと思いますが,人間は赤鬼の事を恐れて,逃げてしまいます。それを見ていた青鬼が自分が犠牲になる事で,赤鬼を人間に信用させようとします。

     最後に青鬼が赤鬼に宛てた手紙が,心を打ちます。それと同時に,みんなと仲良くなりたいだけなのに,何故こんな代償を払わなければならないのか?その疑問を,子供の頃強く感じたのではないかと思います。

     大人になれば,どうしても変えられない現実も知る事になります。このお話では,その現実を受け入れながら,それでも絶望する事なく,自分が犠牲になる事で,他人を生かすという青鬼の強い意志(無償の愛)が描かれているのではないのかと感じました。

     大人になって,このお話を読み返してみても,やはり本当に青鬼が取った行動が正しかったのか,分かりません。しかし,時代が変わってもこのお話が人々に強い感動を与えるのは,単なる友情だけではない青鬼の強い意志が,読む人の心を打つのではないのかと感じました。

    投稿日:2011/09/02

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    6
  • 懐かしい名作

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    言わずと知れた「ひろすけ童話」の代表作品の1つ。
    1993年初版の大人の絵本 日本の童話名作選シリーズの一冊で、但し書に原作全文を載せていますとありました。
    元の作品は、1965年12月に偕成社から出版されたもので、おそらく、私自身はこの作品を読んでいたのだと思います。
    また、この作品は、学校教科書にも採用されています。

    物語は、山の崖下に住んでいる赤鬼が、外見だけでなく、内面までもが、普通の鬼とは違っているという描写で始まります。
    心優しい赤鬼は、人間と友達になりたのに、鬼というだけで人間は近寄ってこないのです。
    そんな悩みを聞いた青鬼は、赤鬼の為に一芝居打つのです。
    そのお陰で、赤鬼は人間と友達になれたのですが、青鬼が赤鬼のことを思って姿を消してしまうという余りにも有名なお話です。
    このテイストは、何処か宮西達也さんの作品にも相通じるものがある気がしました。

    相手を思いやる気持ちに、誰もが心打たれるお話です。
    こうした話は、やはり世代を超えて読み続けていきたいもの。
    泣いた赤鬼は、知る限りあと5作品はありますが、原文を掲載している本作品は正統派と呼べるものです。
    ただ、如何せん文章が長いので、読み聞かせに難しいと思います。
    小学生が、自ら読んで考えて貰う類の絵本として、オススメします。

    投稿日:2011/08/24

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    2
  • 知っているお話だけれど

    誰もが知っているお話だけにむしろ手にするのが遅くなった絵本ですが、表紙の赤おにの表情に心ひかれて手にしてみたら…、そこには発見があり、感動がありました。
    寂しがり屋で人と仲良くなりたい赤おにと、それを助けた青おにの友情のお話。
    あらすじは知っているのですが、この絵本のお話はとても詳細で奥が深く思えました。
    浜田廣介さんの作品をそのまま掲載したとのこと。(私が知っていたのは、再話か簡略版だったのでしょう。)
    この作品の中では、赤おにの心が繊細に描かれていますし、村人たちの交流もつぶさに描かれていて心に溶け込んでくるような気がします。
    そして、青おにの書きのこしていった手紙。
    カタカナ文で昔ながらの感じの文体ですが、赤おにに対する思いやりがとても良く伝わってきます。
    ここまで書かなくても充分かと思うのですが、ここまで書いているからこそ素晴らしいのだと思いなおしました。(今の子どもたちは絵文字一つで伝えてしまおうとするのですから。)

    改めて読んで良かったと思います。
    梶山さんの絵も、鬼をここまで人間的に描き、話の詳細を忠実に伝えてくれていながら、梶山さんらしさを忘れない、心温まるものでした。

    このお話をすでに知っている人たちに、お薦めします。

    投稿日:2010/10/29

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    2
  • 小学生になったら、もう一度

    4歳の娘が普段接しているものより、文章の量は多いほう。
    少しむずかしめの言葉もでてきますが、
    集中してお話を聞いていました。
    どこまで理解できているのかな?
    ストーリーはちゃんと追えたみたい。
    でも赤おにと青おにの気持ちまでは難しかったかな。
    (そこがいちばんのポイントだけど。。)
    小学生になったらまた読んでほしい。
    男の友情を感じられる名作ですね。

    投稿日:2011/08/21

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