愛するご主人を亡くした悲しみのフォックス奥さま。
失意の奥さまに再婚希望者が次々訪れます。
絵は素晴らしいのですが、次の希望者は誰かなぞなぞのようで話しも面白いのですが、どうしてもわからないのは、どうしてすぐに再婚話?
フォックス奥さまの大好きだったのは、ふさふさしたしっぽが9本もあって、えんじのビロードみたいな毛皮に、そろいの靴下をはいた素晴らしい旦那様。
でも、まさにそんなきつねが現れたとき、失意はどこへやら、新しい夫に飛びついてしまいました。
そんなにドライなものかしら?
とはいえ、ル・カインの絵は魔術のように素晴らしいのです。
絵を見て許せてしまう私も悲しいような。
でも、スペアのようなお相手なんていないのですよ、奥さま。