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坂の上の図書館」 その他の方の声

坂の上の図書館 作:池田 ゆみる
絵:羽尻 利門
出版社:さ・え・ら書房
税込価格:\1,430
発行日:2016年07月
ISBN:9784378015514
評価スコア 4.43
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  • 【あらすじ】
    母子家庭の親子を一時的に受け入れて入れる施設に引っ越してきた少女の物語。転校先の小学校では、あまりパッとしないどんくさい子でしかなかったが、図書館に行く事で彼女は大きく成長していく。図書館で本を読む楽しさを知る事で、彼女の世界が広がり、遅れていた勉強もどうにか追いつくことができ、学校の活動などにも参加できるようになっていく。
    図書館を通じて、少女の成長を描く一冊。巻末に物語に登場した本の紹介もあり、読者も一緒に本の世界を楽しめる工夫がなされている。

    【感想】
    人の心の機微を、瑞々しい感性でとらえて、表現してある。どの人も、完璧な人はいなくて、どこか欠点があり、人間らしい。どの人物にも感情移入できる感じがあった。
    特に、主人公の少女は、過去の辛い生活から劣等感を持つようになり、何事も消極的。そんな中でも希望や楽しみが現れ、一緒に過ごしてくれる友人を持っていく過程は、読んでいるこちらがわも励まされる。将来に希望がなかなか見えない昨今、このように、リアルに地味な話に励まされる。

    子どもや、自分自身に対する過剰な期待、世間に溢れる情報の洪水。何を信じたらいいのかわからない現代社会の中、このお話のように、ささやかな希望をもってゆっくりと進んでいくのは大事なことなのではないだろうか。
    この話を読んでいると、特別な人でなくてよかったと思える。ここに出てくる人たちは全員、普通の人で、普通に苦しみ、普通に生きている。派手なことは何もないが、じんわりと心にしみてくる良さがある。
    このお話は、大人にも是非とも読んで頂きたい。生きるのに疲れた人や、劣等感を持っている人、何か特別なものになりたいのになれなかった人、…だれでも読んでほしい作品。

    投稿日:2017/06/18

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  • これは何よりも心地よいお話です

    坂の上の図書館を読ませて頂いて、とても感動しました。これは何よりも心地よいお話だと思います。この本ではある少女と図書館の出会いが見事に描かれています。私は図書館という言葉に出会うたびに、18歳
    の頃の記憶が鮮明に甦ってきます。当時、私は受験生でした。英語が大好きで、大阪外国語大学を目指して、中之島図書館で毎日、過ごしていました。図書館の自習室は私にとってオアシスのようでした。それだけに図書館はひじょうに親近感があります。私はこの本を読みながら、少女の生き方に共感できるところがいっぱいあると思いました。もしこのストーリーの中の少女と出会うことができるなら、お話がしたいという思いに駆られます。素晴らしい本だと思います。

    投稿日:2022/11/02

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  • はじめての図書館

     本が好きで、図書館が好きで、本の力、図書館の役割をよく知っている人が書かれた作品だと思いました。

     館内での読み聞かせ会、リクエスト制度、レファレンスサービス、返却ポストのことなどもさりげなく出てきます。本の素晴らしさ、図書館の役割を子どもたちに伝えたいという作者の想いが感じられました。本は喜びや生きる力を与えてくれるし、その本は公共の図書館で、誰でもが自由に利用することができるのです。「これ読んでみない?」とその子にあった本を何気なく薦める司書の存在も素敵です。

     困難な状況にいる春菜が、友達、先生、図書館司書、本との関わりの中で成長していく様子が描かれていました。お話の始まりのときには、図書館利用初心者の春菜でしたが、終わる時には「ここの本、ぜーんぶ読むつもり」と宣言するほどの本好きに・・・。

     その他、友達の佐久間さんの強さ、勉強が遅れている子どもへ配慮して特別授業をしてくれる先生、しんどい中で頑張って自立して娘と生きていこうとする母の姿などが印象的でした。

     巻末には春菜が読んだ本が一覧になっています。これはきっと、作者から読者への「あなたも読んでみてね〜」というメッセージでもあるのでしょう。どんな内容の本かは、作中で春菜が紹介してくれているので、手を伸ばしやすいかもしれませんね。

    投稿日:2016/10/29

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