「にじいろの さかなと おはなしさん」 なかなかよいと思う みんなの声

「にじいろのさかな」シリーズ。
おはなしさん、というキャラクターが気になります。
お昼寝中のにじうおが出会ったのは、ウンベルトと名乗るおはなしさん。
大事な知らせ、ということで、耳を傾けたにじうおでしたが…。
センセーションな話題で話題の主になる、というキャラクターは、
なるほど、確かにいますよね。
でも、何度も繰り返されると周りも気づくわけで。
ここで、方向性を変えることで、いい方に差し向けるのが、
にじうおならでは。
ある意味、おはなしの本質を突いているのかもしれませんね。
ともあれ、懲らしめるのではなく、更生させるという視点が嬉しいです。

色々なお話しを作るのが好きなウンベルトでした。
人を混乱させるような大ウソはいけないけれど、楽しいお話会は素敵です。
海の底にせんがあったらどうしよう。
本気で考える子どもが信じてしまわないように、淡々と読みましょう。
お友だち作りを考える絵本でしょうか。

にじいろのさかなシリーズ、少し前まで図書館でせっせとお借りして読んでいましたが、新刊がでたのでワクワクしてまたお借りしました。
毎回、にじいろのさかなが「問題」を前向きに解決していく姿に感銘をうけます。今回も大袈裟にものごとをいうさかなをほっとくか、間違いを正せばいいのに、そのさかながもっと輝けるように解決しました。上司にしたいさかなNO.1かもしれません。