新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

ローズの希望の魔法なかなかよいと思う みんなの声

ローズの希望の魔法 著:岡田 晴恵
出版社:Gakken Gakkenの特集ページがあります!
税込価格:\1,870
発行日:2011年12月
ISBN:9784052035036
評価スコア 4
評価ランキング 29,456
みんなの声 総数 2
「ローズの希望の魔法」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く

なかなかよいと思う みんなの声から

みんなの声一覧へ

並び替え

1件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • 病原菌の歴史は世界の歴史に繋がる

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    シリーズとしてはとても素晴らしい作品だと思います。ただ、ローズが過去の世界に送り出されたあたりから、私も上の子も少々このお話のパターンに飽きてきました。
    作者の物語の方向性は嫌いではないので、そろそろローズたちを自由にして、別の世界を描いてくれてもいいかな〜と、思います。

    さて今回のお話は前回同様、ポックスの魔女の力で過去の世界に飛ばされたローズ、アン、サラたちの13世紀ヨーロッパでの『薬の魔女と』としての修業のお話です。
    いよいよというか、とうとうペスト(黒死病)の病気魔女がメインの病気として登場します。
    こうして病気の素(コンタギオン)や薬(ワクチン)の人間界へ登場していく背景を見ていると、その一つ一つの流れに歴史が見えてきて、とても面白いです。
    今回のペストの話で一番「へぇ、そうだったのかぁ」と驚いたのは、
    ペストが流行ったせいで、それまでのヨーロッパ各地の人口が激減し、そのために労力が少なくて済むぶどう栽培(ワイン)が発展しということでした!

    このシリーズは、どれも病気の素(コンタギオン)がどのように人に感染していくか、その病気に対抗するために生まれたワクチンはどういうものか、
    子どもたちでもわかりやすく噛み砕いて教えてくれています。

    特に毎回物語の章と章の間に書いてある“コラム”では、物語としてではなく、現実世界での病気の流れや当時の世界の歴史的背景などをポイントを置いて解説してくれているので、とても勉強になるし面白いです。

    その最後のコラムの中で『ハーメルンの笛吹男』のことも触れていました。『ハーメルン』はちょうどペストが流行した直後くらいにドイツで生まれた物語で、実際にハーメルンの街から子供たちが一斉にいなくなった事件があったことがもとで生まれた話だとか……。

    小学校の高学年くらいから中・高校生、大人でも面白く読めます。
    世界の各地ではやった色々な病原菌を扱うシリーズですので、歴史に興味のあるお子さんたちに特にお薦めします。

    投稿日:2012/03/11

    参考になりました
    感謝
    0

1件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / きんぎょがにげた / もこ もこもこ

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • まめぞうのぼうけん
    まめぞうのぼうけん
    出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
    ひとりぼっちの 小さな まめぞうは、大きな海へ とびだしました! 繊細な切り絵の世界は素敵です。


児童書出版社さん、周年おめでとう! 記念連載

みんなの声(2人)

絵本の評価(4)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット