絵本ですが、内容はかなり濃いです。
外に出るとダンゴムシやアリなどの観察をしている息子たち。テーマが身近で興味を示してくれるといいなという期待を込めて、図書館のおすすめコーナーに置いてあったのもあり、借りてみました。読んでみると、聞いたことない虫の名前がいくつかでてきました。ありまき、はんみょう、ごみむし、はねかくし…へぇ〜
そして、アリについて色々な事が分かりました。まず、驚いたのは、アリはみんなで一斉に力を出すことが出来ないそうです。えっ でも、みんなで大きな餌を運んでるし…それは、それぞれ勝手な方向に引っ張っているのだけれど、自分たちの巣の方向へ運ぼうとするアリが多いから、結果として巣まで持ち帰る事が出来ているのだとか。さらにビックリなことに、空腹のアリは仲間から口移しで餌を分けてもらうのだそうです。えっー!!口移しって…自分の体の中にそのう≠ニいう、食べ物を保存しておくところがあるのです。そして、女王アリは卵を産むだけが仕事で餌も自分で食べられないのだとか。人間に置き換えたら考えられない!仕事少なすぎるでしょ。また、アリの巣についても触れられているのですが、人間の家にもそれぞれの部屋に役割がある様に、アリの家にもそれぞれの部屋に役割があることが分かって、一つ疑問が消えました。読んでいて、とても面白かったし、アリに対して興味が深まったと思います。小学校の夏休みの自由研究のヒントになりそうだと思いました。子供たちには、科学的見方や自分で考える力を身につけ、発見する面白さを知って欲しいです。おすすめです!