ちさがなかよしの「じいたん」はちさの「おじいちゃん」では
ありません。きっとご近所に住んでる人なのでしょうね。
でも本当に仲良し。じいたんは本当の孫のようにちさに優しく
接してくれて、いつも遊んでくれます。
読んでいると胸がきゅうんとなってしまいます。
小さな子どもにとって「じいたん」のような存在の人がいてくれる
ことは大事ですよね。だけど、きっと現代ではあまりいないのでは
ないかなあ。。
阪田さんの言葉がいいです。阪田さんの詩というといつも遊び心が
あっておもしろいなあって思うのですが、この絵本の言葉は
おもしろいというよりきゅうん・・なんですよねえ。遊び心はおんなじ
ようにあるのに。
ちさの小さな子どもならではの言い間違い(「たかづけてください」
ですとか「ゆたか」)が、かわいらしくていいなあって思ったのですが
娘は自分だってもうちょっと小さかった頃は同じように
いい間違いをしていたのに「間違ってるよお」とちさのことを
笑っていました。それがちょっと寂しかったなあ(ちなみに
娘は「アルバム」を「アブラム」。「ジャングルジム」を「ジャンジ
グリーム」と言っていました。笑)。