「ねこによろしく」を先に読んだのですが、「ねこによろしく」は字が細かくて長いお話でしたが、こちらは短いので早く読めました。シリーズの第9作目です。
オバケちゃんの最後の言葉が効いています。「ぼく、こわい。にんげんの よのなかは、どうなっちっゃたの?」
今回は、遺伝子組み替えによって誕生した生き物についても触れていて、これからの世の中を憂えています。
「テレビ絵本」で知ったオバケちゃん、4冊ほど読みましたが、どれも考えさせられる内容です。児童書ですが、世の中に対するメッセージもこめられていているからです。
レビューでは、どなたも感想も書かれていないのが寂しいですが、オバケちゃんシリーズおもしろいです。いとうひろしの絵もかわいくて気に入っています。皆さんにお勧めします。