なにしろ「いとうひろし」さんのイラストがよかったです。
訳者は三原泉さんというかたでしたが、
日本語バージョンらしき登場人物たちの名前のダジャレかげんが、
いとうひろしさんぽかったです。
だって、「ワビシーネ農場」を筆頭に、
お父さんガチョウの名はションボリ、
お母さんガチョウの名はガックリ。
おまけにきんのがちょうの名は、ウレシーナ!
ここまでくると、
オリジナルの本当の名前はなんていうのか、気になりますよね。
題名だけだと、グリム童話の「金のガチョウ」(触るとドンドンガチョウにくっついていっちゃう話)を彷彿とさせますが、
こちらは古代ローマの伝説(本当あるのかな?)と関係ある話だそうです。
物語には得てしていやな奴が出てくるものですが、この物語は終始一貫して穏やかで優しいリズムで進み、これといっていひどい人間は1人も出てきません。
だから、とても気持ちよく最後まで読めました。
「幼年童話」というジャンルになっている作品ですが、字が大きく読みやすいので、1人読みなら小学校低学年から読めそうです。