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きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

はるかな島」 その他の方の声

はるかな島 作:ダイアン・ホフマイアー
絵:ジュード・ダリー
訳:片岡 しのぶ
出版社:光村教育図書 光村教育図書の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2008年12月
ISBN:9784895726849
評価スコア 4.11
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  • 素晴らしい絵本に出会いました。

    ダイアン.ホフマイアーさんの『ふしぎなボジャビのき』がとても良かったので、この絵本を手に取りました。
    表紙には豊かな緑と動物たち。そして2人の男女。海に囲まれた孤島。2人の幸せな暮らしが伝わってきます。
    見返しも海の色。また頁をめくると岩肌むき出しの島。
    軍隊でひどい目に遭い、ひとりきりになりたいと、この寂しい島で暮らし始めた男。
    彼が持っているのは、一袋のもみ米と一羽のオンドリだけでした。それからこの島へと吹き寄せられた船乗りたちが、レモンの木、バナナの木、ナツメヤシの木などや、メンドリ、アヒルなども残していきました。
    ある日、ポルトガルの女王に男のこの果樹園の噂が届き、女王との対面の場面へと続いていきます。
    女王は男を「いのちをじょうずに育てる人」と言います。相変わらず、「そばに寄るな!」とわめく男でしたが、女王の縫い物をしていた娘も彼との出会いで「広い世界で力いっぱい生きたい」と思い、彼についていきます。
    そして2人で命を育てていくうちに、たくさんの植物が根づき、花が開き、木々は空高く伸び、森ができ、鳥が群れて眠る島へと生まれ変わっていきました。
    島ではいつも、男のそばに、男が生き返らせたオンドリが寄り添っています。
    緑の光に包まれて、大きく腕を拡げる男。
    人間っていいな、いのちを育むって素晴らしいと感じました。
    そしてこれは実話に基づいた物語であり、男を絶望の淵に落とした総督のような人は、今もこの世界に存在しているんですよね。
    世界に1日も早く平和が訪れてほしいと、より強く感じました。

    投稿日:2023/02/14

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  • セント・ヘレナ島の歴史

    ナポレオンの流刑地であるセント・ヘレナ島にこのような歴史があることを知りました。
    実話を基にしているそうですが、孤独になりたくて島の洞穴に隠れ住んだ男と、時折島を訪れる人間たちとの接点のなさが気にかかりました。
    でも、何もなかった島に緑が茂り、伴侶もできて、かつての不孝者が幸せを感じたところは良かったと思います。

    投稿日:2022/03/23

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