何冊かの小説でしか知らなかったフランツ・カフカにこんなエピソードがあることを知りませんでした。
晩年で、自分の死を感じていたカフカは、人形をなくした少女に、何かを伝えたくて、人形からの手紙を書き続けたのでしょうか。
少女がなくした人形が、どうしてカフカを通して手紙をくれたのか、不思議ではあります。
でも、その手紙は少女を元気づけました。
カフカにとっても、創作意欲を絞り出すエネルギー源になったのかも知れません。
手紙が現存しておらず、事実は不透明ですが、人間カフカの一面に想いを馳せることができて、久しぶりにカフカ作品を読みたくなりました。
手紙の内容は現代に合わせてイメージされたということですが、ヤギのようなウサギを描くカフカは、絵はあまり得意ではなかったのかと、心でくすりとしてしまいました。