この本を読ませて頂いて、とても感動しました。これは何よりも愛について考えさせてくれます。シリウスの伝説は私にとってひじょうに印象的な忘れられない愛の物語です。愛するとは信じることじゃ。愛とは信じて疑わぬこと。たとえ裏切られても愛とはひたすら信じ続けることじゃ。それが幸せな愛じゃとな。リリカの岬の上で吐いた大海ガメ・モワルの言葉は今もなお私の心に焼きついて離れません。確かにどんなに裏切られても、ひたすら信じることが愛の出発点であると私は思います。夏のさそり座のアンタレスの赤い輝きと対照的に青く白く輝くシリウス。これを見ていると、ひたすら燃え、はてしない苦しみや悲しみ、そして喜びを秘めた恋を思い起こし、今もなお胸が熱くなります。これはほんとに素晴らしい本だと思います。