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フィボナッチ 自然の中にかくれた数を見つけた人」 パパの声

フィボナッチ 自然の中にかくれた数を見つけた人 作:ジョセフ・ダグニーズ
絵:ジョン・オブライエン
訳:渋谷 弘子
出版社:さ・え・ら書房
税込価格:\1,760
発行日:2010年09月
ISBN:9784378041261
評価スコア 4.63
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  • 数に関心を持ってもらおうと子供の為に買ったのですが、自分のほうがハマってしまいました。
    好きと言える物を持つというのはこんなにも力になるのか、また人を認めるという事がこんなにもその人を勇気づけるのか、という事を強く感じました。
    数の魅力に憑りつかれ、いつも夢見がちなフィボナッチは世間から「のうなし」と罵らます。
    父親すらも世間と同じようにしか見てくれない中、一人アルフレードだけはフィボナッチの「好き」を応援します。
    打ちひしがれて涙にくれるフィボナッチに、好きな物を持つことは素敵な事だと伝えるアルフレード。しかもそれを伝えるために、少年の涙が乾くまで待ってくれるという場面はこちらまで泣きそうになりました。
    人を認めることで彼の才能が開花し、その事が現代の我々の生活の発展にまで及んでいるのだとしたら、凄い事であり、また素晴らしい事だと思いました。
    フィボナッチのような偉業を成し遂げることは容易ではないけれど、アルフレードのように人を勇気づける事は出来るかもしれません。
    息子にはこんな風に、世界を素敵に回していける人になってほしいと思いました。
    幸いなことに、息子もこの話の読み聞かせを気に入ってくれています。
    そして私は、苦手だった数学が少し好きになりました。

    投稿日:2020/10/30

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  • フィボナッチ数列の発見者の伝記絵本。
    自分が数学が苦手なせいか、文中に記されている内容を理解するのに時間がかかってしまいました。
    子どもウサギが2匹。
    赤ちゃんを産めるようになるためには1か月かかります…。
    凡人の私には、機械的に一組の赤ちゃんが生まれる構図をすんなりとは理解出ないのです。
    このような大人が、子どもを理解できないで「能無し」と決めつけたりするのでしょうか。
    おまけにローマ数字が好きな私には、世間常識が頑固なまでにこびりついています。

    とはいえ、「自分のすきなものを大事にしなさい」というアルフレードの言葉はよく分かります。
    この絵本から、私は「子どもの可能性をつぶさないこと」を学びました。
    子どもには「回りに何といわれても、自分の好きなものを大事にしなさい」と伝えたいと思います。
    親子そろっての教科書ですね。


    投稿日:2012/01/13

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  • 自然の摂理について考えさせられる絵本

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    フィボナッチの本名は、レオナルド・ダ・ピサ(ピサのレオナルド)といい、フィボナッチは「ボナッチの息子」を意味する愛称。
    中世で最も才能があったと評価されるイタリアの数学者です。
    フィボッチ数列という名称を、一度は聞いたことがある方も多いことでしょう。
    そんなフィボッチの生い立ちを記した、2010年のアメリカの作品。

    フィボナッチは、小さい頃から数字が大好き。
    数を数えるのが好きで、算数の問題も直ぐ解いてしまうのです。
    でも、そろばんを使って計算する他の子供達や先生から、手を使わないフィボナッチは、のうなしと呼ばれてしまうのです。

    のうなしというあだ名が町中に広がったことに腹を立てた父が、彼を商人にすべくアフリカに行くことにするのです。
    その時、意気消沈したフィボナッチに、好きな事に打ち込むことを諭したのが父の助言者アルフレード。
    フィボナッチは、その助言に基づいて、どんな場所・時においても数学の求道者となり、フィボナッチ数列の発見、アラビア数字の伝播等の功績を残すことになるのです。

    フィボナッチ数列の話が、とにかく面白い。
    フィボナッチ数列とは、3項目以降のそれぞれの数は手前の2つの項の数の和になっているもの。
    その数列は、0、1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144、233・・・と続くのですが、それは自然の摂理そのものなのです。
    具体例が沢山登場するので、とてもイメージし易いと思います。

    最後に、「見つかりますか?」とその数列の説明もあり、きっとその魅力に惹かれるお子さんもいることだと思います。
    対象年齢は、小学校高学年位からといったところでしょうか。
    算数というより、数学に接する年齢に合う作品として、オススメします。

    投稿日:2011/08/31

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