とっても胴が長いダックスフントのプレッツェルが、胴長が嫌いなダックスフントのグレタの気持ちを振り向かせる、という可愛くて素敵なお話です。
プレゼントを贈っても見向きもしないグレタに、とてもがっかりするプレッツェル。
何をしても「どうながはきらい」なんて言われたら、胴長が自慢のプレッツェルにはショックだったに違いありません。
自分のトレードマーク自体が否定されたら、誰だってくじけちゃいますよね。
でも、プレッツェルはそんな胴長を生かして、最終的にはグレタを振り向かせちゃうんですから、とても男気を感じました。
何て言われようと、自分に自信を持つ、諦めない、そういう気持ちが伝わってくるようでした。
グレタはというと、外見だけでプレッツェルを判断したから間違っていたと気付いたところが素敵だと思います。
ちょっと強気な口調も可愛らしいんです。
本当に最初から最後までとても可愛らしい上、プレッツェルの努力がきちんと身を結んでいるところが、読んでいてとても楽しくなってきます。
1歳半の娘はまだまだストーリーを理解できませんが、ダックスフントを見て大興奮。
ワンワンばっかり出てくるので、そりゃあもう大騒ぎです。
絵も文章も大人から子供まで楽しめる、素敵な絵本だと思います。