「つきよ」 ３歳のお子さんに読んだ みんなの声

お月さまがこっそり降りてきて、池の中で遊んでいるお話。

濃い青のなかに、金色のお日様が美しい！！

こっそり見ていたたぬきは、びっくりしただろうなぁ☆

読み聞かせでの子どもたちの反応は、以外にも大喜びでした。

「本当に遊んでる！！」「次は、何に変身？」「僕も見てみたい！！」

などなど・・・。

静かな夜の、お月さまの秘密、創造するのが楽しい１冊です。

お月さまが湖のなかで舟になったり橋になったりする不思議なお話でした。
長新太さんが描く世界は、わかりにくくきょとんとしてしまう部分がありますが、一方で、独特で何だか癖になる魅力があると、長新太さんの作品を読ませていただくたびに思います。
この絵本も不思議な世界のお話でした。

さすが長さんの絵本です。
読んでみて素晴らしいなと思いました。
このへんてこな月のお話なのに、それが違和感なく
体に入ってくるんです。
この夜の感じも不思議さをアップしていて
どうなるんだろうーって静かに見守る感じがしました。
お月様でこんなお話が出来るなんて素敵です。

不思議というか謎です。たぬきが見ていた月が山をすべりおりて、向こうのほうで水音が。たぬきの夢か想像の世界なのでしょうか。最後まで謎は謎のまま。
想像力がなくなってきた大人にはわからない世界なのか、私は読み終えてあっけに取られた感じでした。
印象に残っているのは、「おなかをきゅうっとつかんでしまいました」の文。たぬきは驚いたり緊張したりしたらお腹を掴むのかしら？とにかく、長新太ワールド炸裂でした。ファンの方にはおすすめです。

年長の長男も、年少の次男も、この本は大受けでした。
まず、長さんの絵や字を見て（絵本の表紙）、「キャベツくんの人だー！」と言っていました。あのキャベツくんを描いた人だからどんなにおもしろいのだろうと、期待値も当然上がっています。

そして、長さんのスゴイところはいつも期待を裏切らないこと。今回はこう来たか・・・、と私も一緒になって大笑いしていまいました。月が魚を釣ったり、お舟になったり。
でも、最後の『いけはもりのおくのほうにあるので、せかいいちのたんけんかだってみつからないと、ぼくはおもいます。』というのが中々に意味深ですね。凡人・万人には、こういう想像の世界には近づけないんだよ。と言われているような気がしました。

月の綺麗な静かな夜のお話なのに、シンとしておもしろい。大好きです！