「フラニー・B・クラニー あたまに とりが すんでるよ！」 ４歳のお子さんに読んだ みんなの声

主人公のフラニー・B・クラニーは、自分のチリチで
クチャクチャの髪型が好きです。
でも、親や妹は、そんなフラニー・B・クラニーの髪型を
あまり良くは思っていません。
ある時、パーティーがあるので、お母さんに美容室へ連れて行かれ、
美容師さんに髪の毛をアップにしてもらったのですが、
そのアップした髪型で外を歩いていると、鳥が巣と間違えて
住み着いてしまいました。
そんな髪型を、フラニー・B・クラニーは気に入っていたのですが、
妹のバーサは、恥ずかしくて仕方がありません。
でも、パーティーでテレビ局に勤める叔母さんが、
この髪型を見て「スクープよ！」と言った事で、妹のバーサの行動が
変ります。
最後には、フラニー・B・クラニーは髪の毛を
バッサリと切ってしまうのですが、フラニー・B・クラニーの人の目を気にするのではなく、
自分は自分のままであって良いという気持ちは、
とても素敵に思えました。

娘も結構、くせっ毛です。
そんな癖の強い自分の髪の毛は以前、好きではありませんでした。
嫌だ！と言って短くした事もありました。

でもこの絵本に出てくるフラニー・B・クラニーは自分のくるくるヘアーが大好き！
周りの人から切ればいいのに、と言われても曲げません。

娘はそんな彼女の姿に心打たれたようでした。
読み終わった後は「私も髪の毛伸ばす！」といったり、「フラニー・B・クラニーみたいに結んで！」と言ったり。
自分の髪の毛も好きになったようでした。

自分の個性を長所として受け入れられ、良いお話と出会えました。