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くまとやまねこ」 8歳のお子さんに読んだ みんなの声

くまとやまねこ 作:湯本 香樹実
絵:酒井 駒子
出版社:河出書房新社
税込価格:\1,430
発行日:2008年04月
ISBN:9784309270074
評価スコア 4.71
評価ランキング 1,407
みんなの声 総数 68
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8歳のお子さんに読んだ みんなの声から

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  • ゆっくりゆっくり元気になればいい。

    • ぼのさん
    • 40代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子15歳、女の子13歳、女の子8歳

    湯本香樹美さん×酒井駒子さんの、夢のコラボ☆
    昨年からずっと読みたいと思っていた1冊です。
    本屋さんや図書館でも、何度も目にしたのに、なかなか手に取る勇気がなくて・・・(汗)。
    やっと、「ええいっ!」と、借りてきました。

    想像通り、とても静かで美しい、心に沁み入る絵本でした。

    大切な人(この場合は、ことりですけど・・・。)との、突然の別れは、本当にせつないですね。
    今まで当たり前のように、そばにいた人が、突然いなくなってしまったら・・・???
    このくまのように、きっと、簡単には受け入れられないでしょう。

    森の動物たちも、本当はくまに早く元気になってもらいたかったのに、結局、くまをさらに傷つけてしまう。
    私自身、人づきあいが下手くそで、苦い経験があるので、胸がちくちくします。

    そう、ゆっくりゆっくり時間をかけて、ゆっくりゆっくり元気になればいいんだよね。
    モノクロの世界が、少しずつピンク色に変わっていくように、ゆっくりゆっくり・・・。

    やまねこの、さりげない優しさが、くまの心を動かしていく、ラストシーンが、すごく好きです。
    悲しい、暗い、辛い「死」を扱ってるのに、ぽっかり空いた大きな穴が、少しずつ、あたたかいものでうまっていく読後感。

    次女には、敢えて感想を聞かなかったけど、きっと、心に響いたと思います。
    長女や長男にも、ぜひ読んでほしい絵本です。
    (ちょうど、今週の生協のチラシに載っていたので、さっそく注文しちゃいました〜♪)

    この夏、ぜひ、「夏の庭」も読んでみたいです!

    投稿日:2009/07/08

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    1
  • 難しい題材だけど・・・

    • 多夢さん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子8歳

    悲しいはなしの絵本を手に取る時、いつも躊躇してしまいます。
    これを、子供に読み聞かせてもいいものだろうかと・・・
    確かに、一度は読んで欲しいとは思うけれど、
    わざわざ、私から進んで読むのはな〜。

    今回、友達からせっかく借りたので読んでみました。

    くまは、自分の話を聞いてくれる人が欲しかったのですね。
    自分と一緒に悲しみを共有してくれる友達がほしかったのですね。

    くまは、やまねこが自分を受け入れてくれたとき、どんなに嬉しかったろう。

    悲しんでいる人の心に寄り添うことがどれだけ大切か。
    改めて、身にしみました。

    読み終わった後、娘の反応が気になりました。
    でも、答えは「これ(えほん)、買って。」と、言ったのです。
    娘の心に何を残すことが出来たのでしょう。
    あえて、いつものように何も聞きませんでしたが、
    また、読んであげた時に気持ちを言うかもしれない。
    あるいは、何年も立ってから、話してくれるかもしれない。

    何かを感じ取ってくれたのは事実です。

    投稿日:2009/02/18

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    1
  • 私と母と、そして子ども達に!

    • そうなんださん
    • 30代
    • ママ
    • 徳島県
    • 女の子10歳、女の子8歳

    地元の新聞でこの絵本を知りました。あらすじを知り、是非読んでみたいと早速、本屋へ走りました。

    読んでみると・・・。買わずにはいられませんでした。
    先日、突然に父を亡くした私は、主人公のくまが自分と重なって思えたのです。今も悲しみの中にいる母とも重なりました。

    大事な人を失った悲しい現実をすぐに忘れることなど、誰にもできません。私と母も、お互いの寂しさを何度も何度も繰り返し話し合い、父とのいろんな思い出を思い出すことで少しずつ気持ちを落ち着かせることができています。
    この絵本のくまも「つらいだろうけど、はやくわすれなくちゃ」と言われ、家に閉じこもってしまいました。どんなに寂しかったことでしょう。そんなこと分かっているんです。
    しかし、時間の経過がくまの気持ちを外へ向けてくれました。そこで、やまねこに出会うのです。

    やまねこは、「ずいぶんさびしい思いをしてるんだろうね」と言ってくれました。くまの気持ちに寄り添ってくれたのです。そして、バイオリンを演奏してくれたのです。

    なめらかな音楽に合わせて、ことりとの楽しかった思い出がよみがえります。やまねこのお陰で勇気を取り戻したくまは、ことりを埋めることができたのです。

    やまねこは、くまを演奏の旅に誘います。そして、くまに古いタンバリンを差し出します。ずいぶん古いタンバリンを見て、くまは他の誰かが使っていたのだと気づきます。
    しかし、誰なのかを聞かずに演奏の旅について行くことにしたのでした。

    私も母も、このくまと同じです。たくさんの方に悲しい気持ちに寄り添ってもらい、癒しのために気持ちのこもったお菓子や花やお手紙をいただきました。母には、私からこの絵本を紹介しようと思っています。

    子ども達には、高学年の読み聞かせに読んでみたい一冊です。

    投稿日:2008/06/01

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    1
  • 愛犬のぬいぐるみ

     「きのうはきみがしんでしまうなんて、ぼくは知りもしなかった。
    もしもきのうの朝にもどれるなら、ぼくはなにもいらないよ」
     半年前、家族として13年いっしょに暮らした愛犬が、突然天国へと旅立ちました。明日もまた今日と同じ朝が来ると信じていたのに・・・。愛犬のいない朝は、きのうまでとはまるで違って見えました。

     娘が、
    「〇〇(愛犬)の魂が入れるおうちがほしいから、ぬいぐるみを作って」
    と言うので、娘のために愛犬そっくりのぬいぐるみを作りました。
    娘は、以来、くまくんがずっと小鳥を入れた木箱を持ち歩いていたように、どこへ行くにも、何をするにも、ぬいぐるみといっしょでした。

     そして、くまくんが、
    「ぼくもうめそめそしないよ だって ぼくとことりはずっとずっと友だちなんだ」と、一歩前に歩き始めたように、娘もまた、
    「つらかったけれど、今は、〇〇がいつもいっしょにいてくれるから、さみしくないよ。
    それに、〇〇から、獣医さんになるっていう希望を与えてもらって、輝きに変えてもらったから。」と、言っています。

     私は未だに、心の中で「木箱」を持ち歩いているのかな? 時々、そのふたを開けて、涙しているのかな?と、この絵本を読んで思いました。

    投稿日:2012/02/13

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  • 時の流れ

    • ぜんママさん
    • 30代
    • ママ
    • 広島県
    • 男の子10歳、女の子8歳

    最愛の小鳥を亡くした くまの悲しみが、
    モノクロの絵の中に潜んでいて、ズシンと心にのしかかり、
    赤い色が希望を運んできてくれる・・・
    とてもすばらしい酒井駒子さんの絵に魅惑されました。
    命の大切さ、生と死、時の流れ、寄り添い、希望・・・。
    言葉ではすべて言い尽くせないような、
    ちゃんとみなさんに紹介できるか不安になるぐらい、
    奥が深い作品です。
    小学3年生の娘に読みましたが、
    娘は「最初は悲しいけど、後は明るい気持ちになる。」と言ってくれました。

    投稿日:2008/06/29

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