『めっきらもっきらどおんどん』のコンビの作品。
 先月、久々に図書館で借りて、開いて、うなってしまいました。
 この作品は、文が先かしら? 絵が先かしら?文でしょうかねえ。
 リズミカルな文の流れ、そしてリフレーン。擬態語の駆使。
 巨大さが、小さな絵本の中で、しっかりと表現されているリアルで生
き生きとした絵。
 本当に、こどもたちの自由闊達な動きや表情が素晴らしいと思います。
 5歳の頃読んだときは、「こどもが 100にん やってきて」を一
緒に声に出していた我が息子。きつねくんに気をとられ、二度目は一人
できつねくんさがし。三度目もう一度一緒に読みました。
 やはり何度読んでも、子どもならずとも“子ども心”の残っている方は、
この絵本の中に入って行って、いっしょに遊びたくなるんじゃないでし
ょうか。
 息子は、ピアノのページで「ピアノに、遊んでいる子たちの影が映っ
てる。これって、すごいよね。」って、あらためて感心していました。
 読者を安心させる最終ページも大好きです。