「わたしはあなたをあいしています」 大人が読んだ みんなの声

言葉が通じなくても、心が通じ合うことの方がどんなにステキで、大切か。。
ティラノサウルスと言葉の通じない3匹のホマロケファレの交流を通して、教えてくれています。
言葉が通じても、心が通じないことばかり。。そう思って、なんだか疲れていた私の心に、この本の内容はとても響きました。
ただラストが、悲しくて、切なくて、幸せなラストであって欲しかったなと思いました。

見た目はいかついが心の優しい恐竜ですね。恐竜の子供達が話す言葉は回文のようで回文でなく、ちょっとした頭のトレーニングになります。言葉は通じなくても…のくだりで、国際結婚をする夫婦もこんな感じなのかなと思いましたがそんな事はないか。笑

こんなセリフ、言葉に出してなかなか言えないですよね〜
でも作者の宮西さんは、こんな風に絵本にして、サラっと言ってしまうんですね
今回も感動作です、言葉が通じなくとも心は通じる・・・・
そんなメッセージが聞こえてくるようなお話でした
言い換えれば、相手を思う気持ちがあれば、絶対に心は通じるんだと、作者が叫んでいるようにも感じました
三匹のホマロケファレはずっと、ティラノの心で生き続けると思います

ことばって、通じないと気持ちが伝わらないと思っていましたが、
なかなかどうして、そんなことはないようです。
要は気持ちと態度なんですね。
このシリーズを読むと、どうしても涙が出てきて、家族にばれないように一人で読んで慣らそうとするのですが、毎回泣いてしまうので、結局読み聞かせはまだできそうにないです（笑）

「ティラノ」シリーズの第６弾です。

実は、ティラノサウルスは心が優しいということが伝わってくるお話です。
ティラノサウルスと３匹のホマロケフェレとは、まったく言葉が通じません。しかし、互いの言葉を知らなくても、両者の関係はどんどん親密なものになっていきます。

ティラノのために採ってきた赤い実を、ティラノが食べないので、ホマロケファレが悲しそうな顔をしていました。そんなホマロケファレに気づき、「うまい！うまい！」と無理矢理、口に入れるティラノ。
言葉がわからなくても、それ以外の方法で、人に気持ちは伝わるんですね。また同様に、伝えることもできるんですね。

雪の降るなか、３匹のホマロケフェレを抱き、涙を流しながら歩いていくティラノの姿を見ていると、どうしたらこの３匹を助けてやることができただろうか、と自分のことのように考えてしまいました。雪のなか、また一人ぼっちになってしまうティラノのことを思うと、心が苦しくて、仕方なくなります。

このお話ならば、幼児の心にもストレートに伝わると思います。