おばかタレントが連日人気の昨今、この絵本を借りてきたら、
我が家で大議論になりました。
いえ、まず題名です。
「世界一ばかな」の形容詞は、「わたし」に係っているの?
それとも「わたしのネコ」?
そして、読むとみんな「・・・」の表情になってしまいました。
「わたし」はどうやら作者のようです。
そして、わたしのネコの様子が延々と描かれます。
それが・・・、そのネコ、どう見たってゾウなんです。
でも「わたし」は断固として、ネコとして描きます。
もちろん、ネコの骨格も。
でもね、長い鼻に骨があるのです。
これは???です。
思わず、ゾウの鼻に骨があったっけ?と調べてしまいました。
それでも、「わたし」はわたしのネコとして描いているのだから、
と譲りません。
実に奇妙な感覚です。
「わたし」の描いただましネコ100態はあきらかにパロディーなので、
原作をあてたくなります。
ともあれ、不思議で斬新な読後感でした。