1年生の娘がたかどのほうこさんの幼年童話を好んで読んでいるので、読みました。2歳7ヶ月の妹もじっと最後まで聞いていました。
たまたま見かけた一冊の本に書いてある「100ばいのき」の下に金貨を埋めて100倍にする夢?野望?が捨てきれないケチルさん。木にたどり着くまでにさんぞくとうげで待ち伏せしている山賊をやり過ごす方法を考え、いざ出発!
どんな方法かと気がかりですが、道中の記述はほとんどなくあっという間に山賊峠にさしかかります。予想外の方法に思わず笑みがこぼれます。
遠い遠いところにある設定の割には道中がカットされていて物足りない気がしましたが、山賊とのやりとりがメインだし、お話が終わったあとのケチルさんがとても幸せそうなのでよかったのかも。
低学年が自分で読んで楽しめる絵本です。娘は逆さでしたが、これを機に童話への足がかりにもなると思います。