ヒワとゾウガメ」 syyskuuさんの声

ヒワとゾウガメ 作:安東 みきえ
絵:ミロコマチコ
出版社:佼成出版社 佼成出版社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2014年05月30日
ISBN:9784333026487
評価スコア 4.56
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  • “忘れない”ということ。

    「あたしたち、ともだちだからいつもいっしょだよ」と、ゾウガメの背中でおしゃべりするヒワと、「いつかじぶんをおいていなくなってしまうのなら、ともだちになんてならないほうがいい」と、ヒワが煩わしいゾウガメ。
    寿命が長く百年以上生きるゾウガメは、多くの別れを経験してきたのでしょう。

    ある日ヒワは、遠い国にゾウという生き物がいると聞き、ゾウガメの仲間かもしれないと、探しにいきます。自分がいなくなっても、ゾウガメが寂しくないように…。
    ヒワがなかなか帰ってこず、いてもたってもいられないゾウガメ。
    やっとヒワと再会できたゾウガメは、その存在がかけがえのないものであることに気づきます。

    ヒワの健気さも、寂しさに心を閉ざそうとするゾウガメの気持ちも、どちらもわかるような気がして、切なくて、胸が締め付けられます。
    そしてヒワに、「これからもいっしょにいよう。いつかわかれがあるとしても、ぼくがひゃくねん、わすれずにいるから。」というゾウガメの心の声に、目頭が熱くなります。
    大切な人のことを想いながら、ゆっくりじっくり、時間をかけて読みたい絵本です。
    そして、いつか子どもに読んであげたいなぁと思える絵本です。

    ミロコマチコさんのダイナミックな絵がまた素敵☆

    投稿日:2014/06/29

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