氷点で有名な三浦綾子さんの書いた唯一の絵本です。
主人公まあちゃんは野原の向こうにある一本の木が気になってたまりません。何度も行こうとするのですが・・・
子供が大好きだったという綾子さんの文章を声をだして読んでみると、母親の愛情が伝わってくる語りとなり、子供の読み聞かせにぴったりです。まだ娘は3ヶ月なのですが、自然と笑みがこぼれてくるようなかわいらしい絵も気に入っているみたいです。この絵はダウン症の岡本佳子さんが、書かれているのですが、岡本さんの純粋な精神がよく表れていると思います。
本は知人からいただいたのですが、地方新聞が出版しているせいか、大きな本屋でも絵本コーナーに置いていません。そのためあまり知られていないのが残念です。