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そうじきの なかの ボンボン

そうじきの なかの ボンボン(フレーベル館)

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話題
まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

まほうの夏」 アダム&デヴさんの声

まほうの夏 作:藤原 一枝 はた こうしろう
絵:はた こうしろう
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2002年
ISBN:9784265034727
評価スコア 4.86
評価ランキング 58
みんなの声 総数 80
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  • 心に根付く“自信”と“充実感”

     魔法には、「嫌なまほう」をかけられて、『とけてよかった〜』というものと、「素敵なまほう」をかけられて、『とけてちょっと残念』っていうものがあると思います。
     このお話は、後者かなと思うんですが、でも、ちょっと『残念さ』が違うような気がします。残念だけれども、心の奥にしっかりと根付く新しい体験による“自信”と“充実感”。そして、一生忘れない大切な思い出。

     ヒートアイランドのど真ん中に住む都会っ子兄弟ケイとユイ。
     共働きの両親に、留守を任され、暑くだるくメリハリのない生活。
     そんなとき、海山の自然に恵まれた田舎のおじさんからの、「おいで」のはがき。そして、二人は「さらば、東京」……。

     何よりも絵が素晴らしい。
     東京での兄弟二人だけの暑い日々は、ほんとうにつまらなさそうです。なかでも、二人でプールの後の水着を干すシーンは、ジーンとしてしまいました。
     東京から田舎へのページはスピード感が伝わります。
     田舎の町並みや空の色は、私でも郷愁を感じてしまいます。
     特に圧巻だったのは、”せみしぐれ”ならぬ“せみ豪雨”。
     『あ〜、こういう瞬間、私も経験したことがあるな〜』と思ったら、胸にこみ上げてくるものがありました。


     我が家は、今年も夏はがんばります。
     近場にたくさん見つけられそうです。まほうの夏。

     息子は、「こんな夏いいよね〜。今年、ばあちゃんちに一人でいってみるかな。」ですって。

    投稿日:2009/07/11

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