町でおりに入れられて見世物になっていた熊のイゴール。
ナターシャは毎日、りんごやくるみを持って会いにいきます。
ある日、イゴールはおりから逃げ出し、人々は大騒ぎになります。
ナターシャはイゴールが心配で探しにいき・・。
ナターシャと熊の心の通い合いがやさしい気持ちにさせてくれます。
見世物のように調教する、もしくは危険だから撃ち殺してしまおう。
どちらかの選択肢しかない人間。やはり熊は森や山で暮らすもの。
お互いが住み分けて領域を侵さないことが大事なんでしょうね。
この時期の「熊出没」のニュースはまさに
そんなことを物語っているのだろうなと思いました。