2月の下旬に息子のクラスはうらしま太郎の劇をすることになりました。それを機会に読み比べてみようと思い借りたのがこの本です。
文が「御宿かわせみ」など時代小説でお馴染の平岩弓枝なのに驚きました。
息子は園で先生が読んでくださった本が本物だと思っているようで、父母と妹と暮らしているという設定に「本当の話と違う」というリアクションでした。嵐に遭うというのも先生のお話と違ったようでした。
子どもにとっては著名な作家の絵本だからいいというのではなくて、信頼感のある人が最初に読んでくれた話が心に残るみたいですね。
竜宮城といえば、鯛やひらめが舞い踊りなのですが、この話の絵は、人間の頭の上に魚がついています。鯛とひらめの真ん中に青魚があり、息子は「これ何?」と。細さからさんまのような感じなのですがどうでしょう。
ちなみに息子のクラスでは、うらしま太郎が主役なのに、太郎はおじいさんになってしまうと人気が低いのだとか。
つんつくせんせいシリーズを読んでから、うらしまたろうを読むと、つくつくせんせいのコスプレを思い出してしまうのは私だけかな?
恩返しをしたのに、玉手箱を開けるという禁忌を破ったために、おじいさんになってしまうのは?どうしてなのでしょうね。
息子は、「どうして竜宮城に戻らなかったの?」と言っていました。
いろいろなバージョンがあるようなので、読み比べてみたいと思います。