今井恭子さんが描く犬の物語が好きで手に取りました。
お父さんを病気で亡くした男の子が
タイムマシンに乗って、未来の自分に会いに行く・・。
こんな大事なシーンが
実は壮大な前振りで
話は、そのあとの方が肝心で
なおかつ、痛快エンタメとなっており
ページを繰る手が加速し、止まりませんでした。
遭遇する宇宙人が、犬である設定が必要だったかはなぞですが
少年の成長の階段には
いろいろな試練があり
それを乗り越えて大人になるんだなぁと思いました。
ファンタジー設定がかすむほどメッセージ性のある
深いエンタメ作品です。