林明子さん、五味太郎さんと並んで、夫婦で大好きな絵本作家岩村和朗さんの作品です。
ほんとに幅広い絵柄を持つ岩村さんですが、本書はほのぼのパターン。こぐまのむっくはお母さんに言われて、クッキーを一緒に食べる友達を探しています。でも途中で全部ひとりじめにしたくなったむっくは、誰にもクッキーのことをしゃべらないまま帰宅しようとするのですが・・・。
みんなで食べた方がおいしいというような教育的観点から見てもいいですけれど、なにはともあれ、岩村さんの絵が素敵です。うさぎのみみーがむっくに差し出してくれたいちごのおいしそうなこと! ちなみにこの本を読んで、一家でイチゴ狩りにいきました(笑)。
2歳半の娘の本書のツボは、最終ページでりすがクッキーを床に落としてしまっている場面だったりしますが(苦笑)。