「真実だけを口にするようになーれ」とまほうをかけられた妖精。
ほんとうのことしか言わない妖精には、ねずみのマルータ以外、家族も友達も顔を見せなくなりました。
それは本当のことしか言えないせいで相手を傷つけてしまうせいだと妖精は思いました。
ところが妖精は、ある時であったアーダという女の子に悲しい真実を告げた時、アーダのために悲しみから抜け出せる言葉をかけてあげることを思いつきます。
一生懸命アーダのために言葉をつむぐ妖精。
するとアーダは笑顔を取り戻し、妖精は正直であることを誇りに思います。
真実はひとつではない。ひとを傷つける真実もあれば、同時に勇気づける真実もある。
ひとつのことも見方を変えれば気持ちが全く違って感じるんだと、モノの見方と言葉の大切さを実感しました。
こどもにぜひ伝えたいです。