江戸の風情たっぷりのおでんさむらいの春バージョン。
満開の花見の様子が雰囲気たっぷりです。
いつものとおり、お供のかぶへいと、花見の最中に事件発生。
女中さんが柄の悪い侍に絡まれているところを助けるという大活劇。
またもやこの悪侍、毒グモの化身というのが少し怖いでしょうか。
ところがその解決策が、おでん鍋のしらたき!?
こんな活用法もあるのですね。
満開の桜に誘われるように、おでんの淡い恋心も描かれます。
大活劇ということで、妖怪が出てきたりで、少し覚悟して読む必要があると思います。
おでんとおみっちゃんの微妙な関係も、少し高度でしょうか。
桜を愛でる大人達の姿も、子ども心には少し難しいかもしれませんね。