雪が降ると、つい雪遊びしたくなる気持ち。
それは子ども達はもちろんのこと、大人だって持っているものです。
この作品では、ピーターという黒人の男の子に寄り添うように、
その行動をやさしく描きます。
貼り絵の技法が使われているそうなんですが、
雪の表情が絶妙です。
そしてもうひとつ。
帰宅して意気揚々と話すピーターにお母さんはどのように対応したのでしょうか。
そのことは少しも書かれていないんですが、
きっと、やさしく受け止めてくれたのでしょうね。
お風呂で楽しかったことを反芻しているピーターの姿が
それを物語っているようにも思えます。
雪は、子ども達にとって大事なお友達なんですね。