世界の民族絵本集のベネズエラ編。
南米の、自然と共存する人々には共感を覚えるので、
手に取りました。
闇夜の嫌いなセニョール(スペイン語で男の人を意味します)が主人公。
彼は「暗くするのをやめてほしい!」とうとう闇夜に直訴するのです。
やんわりと断られたセニョールはあることをひらめいて・・・。
闇夜ですら近い存在と描かれることに、まずびっくりします。
それに、星と月ができた訳も。
何と大らかな発想でしょう。
それだけに、月や星の輝きの、何て美しく、明るいこと!
セニョールの喜びも伝わってきます。
南米の、独特の世界観を体感してほしいです。