嫌われ者のティラノサウルスシリーズ7作目。
嫌われオーラ全開のティラノサウルスは、目の見えないパウパウサウルスに出会います。
弱虫で泣き虫のところに共感しあい、パウパウサウルスはティラノサウルスになつきます。
たくさんの好意的な評価に、いつしかティラノサウルスも改心していくのですが、
残酷な運命が待っています。
嫌われ者の中に潜む孤独が伝わってきます。
と同時に、自己評価を修正されることで、こんなにも変われるんだ、
と痛感します。
どちらかというと、大人の方がジーンときてしまいますが、
子どもたちも神妙に聞いてくれます。
恐竜の絵ということで、食わず嫌いの方にも、ぜひお薦めしたい、
奥深い感動の作品だと思います。