「ういている」という言葉は、周囲と馴染めない、周囲と違うことをして距離を置かれている、など、あまりいいイメージがないものですが、このお話では、「ういている」という言葉を文字通り「空中に浮いている」という状態にすることで、周囲とはちょっと違う、自分の個性のようなものとして表現しています。
「ういている」状態を本人がまったく気にしていない訳ではない、人とは考え方の違い、タイミングが違う自分について気にしている面もある。
そんな自分を認めて欲しいという訳ではなく、人それぞれなのだと気づくきっかけになる、読んでいて温かい気持ちになれる、そんなお話でした。