小さい頃に何度も読んでもらっていた、カエルの王さま。
カエルと食事をして自分のベッドで一緒に眠るなんて…!と、お姫さまの気持ちと同じように、ゾワッとするような内容がとても印象的でした。
気持ちわるいカエルが実は美しい王子さまで、最後はめでたく結婚!めでたしめでたし…。
ではなかったのですね!
久しぶりにこの童話を読みましたが、忠実な家来ハインリヒの存在は知らなかったので、とても興味深く、楽しく読むことができました。
宇野さんの絵がまた、妖しく不気味で、惹き付けられます。
これほど童話の美しさと恐さのバランスを、絵で表現できる方はいらっしゃらないのではと思いました。