内容もさることながら、顔の表情のないたくさんの子どもたちの粘土の写真絵本。
斬新です。
内容が内容だけに、絵にするのが難しいのかもしれません。
そう、楽しい物語ではありません。
5月のこどもの日がテーマで、
5月5日の端午の節句は、男の子の成長を祝う日であり、
子どもの人格を重んじ、子どもの幸福をはかるとともに、
母に感謝する日(見返しのプチ情報参照)でもあるそうです。
「世界中のおとなたちへ」の副題があるように、
親と子どもと一緒に読んで、一緒に考えてほしい。
大人は、子どものことを改めて考えるいい機会になります。
子どもには、子どもにも楽しく豊かに生きていく権利があることを知り、
同時にそこには責任があることを学んでいってくれればと思います。
内容は、大人に向けてのメッセージが込められているので、
小学校高学年から上のお子さんと一緒に読んでほしい。