次女は、怖いもの見たさで、ばあちゃんちに行くと、必ずアニメ『日本昔話』のビデオ全集の中から、『やまんば』が登場するものを、ピックアップして、何回も見たがります。
特に好きなのが『三枚のお札』です。
先日、図書館に行ったら、日本の昔話の絵本が特集コーナーに並んでたので、中から、これを借りてみました。
題名こそ違うけれど、やっぱり『三枚のお札』でした!
新潟県民の私としては、こどものともの『さんまいのおふだ』の方言が好きなのですが・・・
こちらも、負けず劣らずよかったです。
さすが!松谷みよ子さん!!という語り口。
読んでいて、すご〜く、気持ちが乗ってきて、すっかり自分に酔ってしまうんです(汗爆)。
専ら、自分の子どもたちへしか、読み聞かせをしない私ですが、これだったら、大勢の前でも読めちゃうかな?!・・・なんて思ってしまうほど。
結末はわかりきってるのに、何度読んでもハラハラドキドキし、とっても怖い場面なのに、リズム感のある独特の言葉が、ユーモアたっぷり楽しめて、最後にやまんばが食べられてしまうところで、ホッと肩の力が抜けていく・・・名作中の名作ですよね。
ついつい乗りすぎて、お風呂の中や布団の中でも、「でたか こんぞ」「なんだかわ こったらかわ」「たかずく たかずく たかずくよ」・・・とやってしまい、次女から一撃を食らっちゃいます(苦笑)。
怖いのか怖くないのか?レトロなのか斬新なのか?地味なのか派手なのか?・・・
よくわからないような、瀬川康男さんの絵も、このお話し(この語り口)に、ピッタリ合っていていいですよ♪