3カ月になった息子と一緒に絵本を読んでいた時のこと…目をまぁるくしていつものようにじっと絵を見つめながら初めてニコっと笑いました。そのとき、『あぁ、幸せだな…』と疲れた心がふっと軽くなりました。また一方で、こうして親として息子に影響を与えるという場面にふっと出くわし、責任感できゅっと気持ちよく身が引き締まるような思いがしました。
その日からもっと沢山の絵本を一緒に読みたいと私の絵本探しが始まりました。
そこで出会ったのがこの『幸せの絵本〜家族の絆編』でした。
1つ1つのテーマに合わせて数冊ずつ絵本がピックアップされていますが、同じテーマの中でも1冊ごとに‘ぎらっと’個性があり、そのバリエーションにまず心が惹きつけられました。
そしてその個性が十分に伝わってくるのは、各絵本の中の『いちばん幸せなシーン』がカラー画像で載っているからであり、また、その絵本の読者さんの想いがつまったレビューが複数紹介されているからだと思います。
『いちばん幸せなシーン』に触れると不思議と心がくすぐられて他のシーンも読みたくなります。レビューを読むと同じ絵本でもそれぞれ違った魅力が発見されているので、イメージが色々湧いてきて自分でも『読んでみたい!』と思うようになります。
自分のアンテナだけでは一生出会えなかったであろう絵本に沢山出会うきっかけをくれたのはこの『幸せの絵本〜家族の絆編』のおかげです。
‘絆’はとても身近なキーワードとなり、折に触れて色々な絆を改めて意識するようになりましたが、その絆のもととなる色々な『運命の出会い』も大切にして、これから幸せな絵本タイムを過ごしたい…この本のおかげで今、そう強く思っています。