バーナデットのモミの木」 ヒラP21さんの声

バーナデットのモミの木 作:アンデルセン
絵:バーナデット・ワッツ
訳:ささき たづこ
出版社:西村書店
税込価格:\1,430
発行日:1999年
ISBN:9784890138784
評価スコア 4.71
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みんなの声 総数 13
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  • しあわせって何だろう

    ちいさなモミの木にとって、大きな木が切られて船に使われて海を渡ることが憧れでした。
    ちいさなモミの木にとって、切られてクリスマスツリーとして飾られることが憧れでした。
    だけど、大きくなったモミの木は望みどおりにクリスマスツリーとなったら、いろいろな現実が待っていました。
    クリスマスが終わり、枯れてしまったモミの木。
    邪魔にされたモミの木。
    最後には火にくべられて燃えていくモミの木。
    昔を思い出しながらため息をつくモミの木にとって、しあわせって何だったのでしょう。
    この物語は、決して後悔や、否定形では語られていません。
    きっとモミの木は幸せだったのです、もっと別の生き方があったかもしれない。
    もっと楽しめたかもしれない。
    でもそんなもんじゃないかな。
    モミの木は、人生そのもののような気がしました。
    切られてしまったら、後は枯れるだけだけど、切り倒されることなく、育ち続けることだけが幸せではないかもしれない。
    このお話を読みながら、なんだかしみじみとしてしまいました。

    投稿日:2012/04/05

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