春の大嵐の夜、「トントントトトン トントトン」。外から聞こえてくる音で、男の子は寝付けません。いたち? ついらくしたロケット? やまどりの巣がとんできたのかな? 目をつむると、どんどん空想の世界が広がっていき……。 圧倒的な自然の存在や人間の孤独が描かれた味わい深い作品で、子どもにも大人にも楽しめます。佐藤さとると村上勉の名コンビが作りだす詩の絵本。
私の子ども時代では有名だった佐藤さとる氏と村上勉氏の名コンビの詩の絵本です。
雨をお供にやってきた春の夜風。
日暮れ時から、徐々に雨風が酷くなってきて…
夜の雨と風は不安になります。
布団に入っても、外から聞こえてくる音で、
いろんなことを想像をしてしまって
なかなか寝付けません。
ページをめくるたび、
子どもらしい空想の世界が広がって、
読んでいて、とても楽しい。面白い。
読み手も空想の世界に連れて行ってくれます。
物語ではなく、詩で表現されているところが良かったと思います。
何度読んでも、この名コンビの作品は懐かしくもあり、いい。
タイトルも素敵。
大好きです。
(多夢さん 60代・ママ 女の子23歳)
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