おなじカエルなのに、話しかけることができないアマガエルとウシガエル。 「あのひとが、ぼくのともだちだったら」 「あいつが、おれのともだちだったら」 ある日、ふたりは寄り添って、同じ夕陽を見つめます。 それはとても幸せな時間だったのに、時間が経つと、前よりも寂しいことに気づきます。 ついに、ウシガエルはアマガエルに声をかけて……。
タイトルと表紙にひかれて購入しました。同じカエルなのに、大きさの違うアマガエルとウシガエル。ともだちになりたいのに、声がかけられなくて……。静かにすすむ物語をとおして、二匹の気持ちが手に取るように伝わってきます。読み終わると、ほっこりとしたあたたかさが、心にともるよう。おまけでついていたクリアファイルも、とても素敵でした! (あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
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