あるところに、ふるさとでくらせなくなった男の子がいました。ティーカップにふるさとの土を入れて、ボートで海にこぎ出します。ウクライナをはじめ、海外からの難民・避難民のニュースが増える昨今。本書の出版には、ふるさとを離れて暮らさざるをえない人たちのことを考えるきっかけになれば、という翻訳者の思いもこめられています。ページをめくるたび、広大な景色が入れ替わり、空や海の表情、その美しさに魅せられる一冊。
故郷に住めなくなった男の子
どうして?
知りたくなりますが・・・・
人生はいろんなことがおこりますから こんな時どう生きるかが問われています
持ち物は 毛布と 本と 瓶と・・・
大切なティーカップの中には故郷の土が入っていています
食べ物はどうしていたのでしょう? 現実的に考えてしまいます
小舟にのり 大海原を行くのです
嵐の時は どうしていたのでしょう?
一人ぽっちで 夜には星空を眺めて ・・・
新天地を求めて 降り立ったのです
ティーカップの中に 何かが育っていました
日ごとに大きくなり りんごができました
何年の年月がたったことでしょう!
新しい土地で 生きていこうと決意するのです
そこに 女の子も どこからか やってくるんです
ロマンがあふれています
でも こんな一人ぽっちで こんなにたくましく 大海原を乗り越えるには 勇気と 生きる力が大きかったのだなあと思いました (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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