ペルーの山間部に伝わる手に汗をにぎる昔話。おなかをすかせた姉弟は、じゃがいもの花をくわえた小鳥のあとを追いかけます。ところが途中、魔女アチケの家に招きいれられて……。古くから、飢えに対する切実な願いと祈り、自然の恵みへの感謝があったことが伝わってくる力強い物語です。宇野和美さんによる親しみやすい文と、大迫力の飯野和好さんの絵が魅力の一冊。
飯野さんの絵にひかれて読んでみました。ペルーの昔話ということですが、途中、三枚のお札を思い出してしまいます。勢いのあるハラハラするような展開でひきこまれました。スカンクの場面にはびっくり(笑)アンデスの土地を想像するような絵も魅力的でした。 (あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
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