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絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  インタビュー  >  絵本ナビがおくる 夏の図鑑特集2015!第2弾「学研の図鑑LIVE」「危険生物」「魚」編集者インタビュー

───「魚」で、まず目を引くのは何といっても、表紙! マンボウを表紙に選んだ理由を教えてください。



「魚」担当の塚本剛生さん。長年、釣り編集部で雑誌を担当し、 魚は釣るのも食べるのも大好き!


塚本:表紙を選ぶとき、まずいくつか候補をあげて考えます。カクレクマノミやサメなど子どもたちに人気の高い魚が表紙候補に挙がりました。その中で、マンボウと一緒に写っているハタタテダイが最終的な決め手になって、この表紙に決まりました。
それと一部、編集部で話題になったのが、マンボウにまつわる都市伝説なんです。

───マンボウにまつわる都市伝説、というと…?

塚本:マンボウはとても繊細な魚で、ちょっとしたストレスが原因で死んでしまうといわれています。

例えば、仲間のマンボウがほかの魚に襲われるのを見てショックで死んでしまう…とか、向こうからとても強い魚がやってくるのを見たら死んでしまうとか…。


マンボウとハタタテダイが仲良く泳ぐ姿が表紙のポイント!

───えーーー!! そうなんですか?


塚本:真実かどうかは分かりません…。もちろん、それ以外にも魚の中で一番多い、2億個もの卵を産むとか、好奇心が強くて人が泳いでいるそばに近づいてきてイルカのように一緒に泳ぐこともあるとか…。ビジュアルだけをとっても子どもたちに人気の高い魚だったので、今回の表紙を飾ってもらうことにしました。

───なるほど、そうだったんですね! 想像していたのと違った理由で、すごく面白いです(笑)。「魚」は図鑑の中でも「昆虫」「恐竜」「動物」と同じくらい高い人気を誇っていると思いますが、「LIVE」の「魚」では、どんな点にこだわられましたか?

塚本:今回、学研の魚の図鑑で長く監修をお願いしていた先生がお亡くなりになったので、新しい監修者を探すところから図鑑制作がスタートしました。
魚の研究者の方から紹介していただき、鹿児島大学総合研究博物館で教授を務めている本村浩之先生にお願いすることになったのですが、本村先生はご自身で研究用の写真をたくさん撮影される方だったので、図鑑に掲載されている魚の写真の1000点以上は先生がこれまで撮影してきた写真を使用しています。

───写真がとてもきれいで分かりやすいのは、監修者の方自らが撮影したからなんですね。よく見ると、横から見た写真だけでなく、上からのカットもあるのが珍しい…。


横からだけではなく、上から見た魚の写真は珍しい!

塚本:多くの図鑑が横から見た魚の姿を紹介していますが、カスザメやシュモクザメなど、横から見た姿と、上から見た姿でイメージが違う魚もいます。
角度によって変わる面白さを知ってほしいと思って、三面写真を今回は多く掲載しました。

───上からや下から写真を撮るのはかなり技術がいりそうですね。

塚本:この写真も全て、本村先生が撮影したものをお借りしています。魚体の小さいものは撮影用の特殊な水槽で撮影しているそうです。大きいものは、漁港などに出かけていって、撮影していると伺いました。死んでしばらく時間が経つと、目や体の色が変化する魚も多いので、なるべく状態の良い魚の写真を掲載することにもこだわりました。

───泳いでいる姿の魚の写真が多いのも、生きている写真を多く紹介したいというこだわりですか?

塚本:はい。「LIVE」はDVDやARの動画で、魚が生き生きと泳いでいる姿を観ることができますが、誌面にもライブ感を出していきたいと思って、水中写真は今までの図鑑よりも多く掲載しています。

───掲載されている魚の分類にもこだわりが感じられるのですが、「LIVE」ならではの見せ方にこだわったページはありますか?

塚本:実は2010年以降、約80種もの新種が日本近海で発見されているんです。

───え?! 新種が80種もですか?


塚本:はい。新種として確認されているものも合わせると、約4250種の魚が日本周辺で確認されています。今回はその新種のうち、67種を一挙に紹介するページを作りました。

───たしかにあまり、見たことのない、不思議な姿の魚ばかりですね。

塚本:もちろん、新種以外の分類についても、本村先生にかなり力を入れて確認していただきました。子どもたちが見る図鑑だからこそ、より正確なデータを提示したいと、各方面の資料や研究報告を調べられて…それぞれの情報のチェックに4か月以上もの時間をかけていただき、魚の種類も、「ニューワイド」よりも増えて、1300種以上紹介しています。

───豊富な魚の種類と、正確で信頼度の高い情報が紹介されているんですね。 「LIVE」シリーズの目玉である「本当の大きさ」もすごい迫力! 大きすぎて、一部しか見えない!!


塚本:マダラウオエイとジンベイザメ、そして表紙にもなったマンボウを本当の大きさで紹介しています。ジンベイザメは顔の一部しか映っていませんが、これでも8mの小さいサイズを載せているんです。大きいものですと13m位ありますから。

───13m!! 近くで泳いでいたらかなり怖いですね…。でも、そんな巨大な魚たちを身近にいるような形で体験できるのがARを使った3DCGなんですよね!

塚本:「魚」では、マンボウ、ジンベエザメ、ニホンウナギ、クロマグロ、タツノオトシゴ、ホホジロザメ、オニイトマキエイが3DCGになっています。

───スマホを使って観てみると、水の中の様子まで再現されていて、かなり臨場感があります。


塚本:そうなんです。魚は特に泳いでいる姿を観察する機会が少ないので、3DCGを使って多く紹介できるようにしました。

このARは3DCGの技術としてもかなり高性能なのですが、例えば、マンボウの泳ぎ方はヒレを同じ方向に動かしていることや、ジンベエザメにはちゃんとコバンザメが下で泳いでいる様子が観察できるなど、図鑑的な正確さも追及しています。


まるで海の中にいるみたい!魚たちと3DCG体験!

───本当ですね! 写真を撮って遊ぶだけでも十分楽しいのですが、図鑑を読んで知った内容を3DCGでさらに色んな角度から観察できるのは新鮮です! 「魚」のDVDはどんな内容なのでしょうか?

塚本:BBC(英国放送協会)の「LIFE」シリーズから、バショウカジキが超高速で獲物を襲うシーンや、ヤシの葉に卵を産む、貴重なトビウオの産卵シーンなど、魚が生きるために闘う姿をたくさん紹介しています。

───普段見ることのできない、貴重な映像を子どもにも分かりやすくまとめられているのも「LIVE」のDVDのオススメポイントですよね。新刊「危険生物」と「魚」を紹介しましたが、「LIVE」の今後のラインナップを教えていただけますか?

松下:今年は9月に「人体」の出版を控えています。その後は「水の生き物」「爬虫・両生類」「地球」「乗り物」などを出せたら…と候補が上がっていますが、より面白く人気の高いジャンルから、出していけたらと思っています。

───まだまだ盛り上がりを見せる「LIVE」から目が離せませんね! 最後に「危険生物」「魚」それぞれの、絵本ナビユーザーへのメッセージをお願いします。

牧野:『危険生物』の図鑑は、親子や友だちとの会話がはずむ内容になっています。ARで3DCGのリアルな危険生物もぜひご覧ください。

塚本:「LIVE」では、写真でも、DVDでも、ARでも、魚の生きている様子を知ることができます。今年の夏は、「LIVE」で魚の世界を楽しんでください。

───今年の夏も、子どもたちにこの新感覚の図鑑を思いきり楽しんでほしいですね!今日はどうもありがとうございました!

インタビュー: 竹原雅子 (絵本ナビ編集部)
文・構成: 木村春子(絵本ナビライター)
撮影:所靖子

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