うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 恐竜 (小学館集英社プロダクション)
お子さまの塗ったぬりえが、アニメーションになる!フランス生まれの画期的なぬりえシリーズ!
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絵本紹介
2023.06.16
美しい……と感じると、心が動く。 塗り重ねられた色彩に、精緻に描き込まれた線に、そしてひたむきに生きる登場人物の姿や心の変化に。絵本には、見て、読んで、パァッと輝く美しさもあれば、本を閉じたあとにじんわりしみ入る美しさもあります。
絵の中に吸い込まれるような、圧倒的な画力で描かれた絵本。思わず飾りたくなる、おしゃれな装画の本から、読み返したくなる詩情豊かな物語まで。 「美しい」と感じたときの心の震えに何度でも立ち会える、魅力的な絵本をよりすぐりました。
大人が楽しむのはもちろん、お子さんと読んで、豊かな時間を一緒に感じてほしいと思います。余韻は水面の波紋のように広がって、みずみずしい感性を育んでくれることでしょう。
たとえ今は幼くても、大きくなるにつれて、「美しい」と思うポイントが変わっていくかもしれません。そんな絵本は、人生に長く寄り添ってくれる、一生の宝物になるはずです。
出版社からの内容紹介
つきの こうえんに あそびに こない? 圧倒的な画力で描く、満月の夜のふしぎな物語
るなちゃんは寝る前におかあさんに本を読んでもらうのが大好き。でも、今夜はおかあさんがなかなか来てくれません。すると、窓の外に男の子が現れて、つきのこうえんに遊びに行かない? と誘います。るなちゃんは、ふわんと空に浮かびます。そこは、パジャマ姿の子どもたちが集まるふしぎなこうえんでした。
この書籍を作った人
1957年、福岡県に生まれる。東京学芸大学卒業。1996年に「黒ねこサンゴロウ」シリーズ(偕成社)で路傍の石幼少年文学賞を受賞。主な作品に『みけねこレストラン』『きょうりゅう1ぴきください』『もしもし・・・』(偕成社)、『せんろはつづく』『ねえだっこして』「おてつだいねこ」シリーズ(金の星社)、『アフリカないしょだけどほんとだよ』(ポプラ社)、『クッキーのおうさま』(あかね書房)などがある。
みどころ
「あなたは どこへ いってたの?」
大小さまざまな14種の生き物たちの答えは?
ねこさんは、「きょろきょろ ぱちぱち あっちみ こっちみ してきたの」。
おうまさんは、「ぽっくぽっく ぱらった ぱらった クローバーばたけに いってきた」。
独特のオノマトペが印象的な文章で、生き物たちの個性豊かな行動が耳からも伝わってきます。
注目は、ねずみさんとからすさんの回答。1ぴきと1羽は、ちょっと不思議な行動をとるのです。絵本を読んで、一緒に体感してみましょう!
『おやすみなさい おつきさま』などの作品で有名なマーガレット・ワイズ・ブラウンさん原作の文章を、『ぺんぎんたいそう』などの作者、齋藤槙さんが絵と訳で絵本化した作品です。問いかけと回答という心地良い繰り返しのリズム、多彩な手法を使った柔らかい色彩と造形の絵は、小さい子から親子で楽しめそうです。
この書籍を作った人
1910年アメリカ ニューヨーク州生まれ。こどもの本の編集者を経て、絵本作家になる。「おやすみなさいおつきさま」(評論社刊)、「たいせつなこと」(フレーベル館刊)、「おやすみなさいのほん」(福音館書店刊)などの作品がある。1952年没。
みどころ
大きなハリネズミと小さなハリネズミ、ふたりは家に帰るところ。空は夕日に染まってまっかです。
「ねえねえ、ちょっと まって」
小さなハリネズミは、夕日が沈むまで見ていたいと言います。そこでふたりは眺めのいいところにすわって、しっかり沈むまで見届けます。さあ、帰らなくちゃね。でも少し行くと、今度は明るいおつきさま。さらに進むと、すごくいいにおいのお花。ホーコーと鳴くフクロウ。ホタルの群れに、数えきれないほどの星まで。
小さなハリネズミにとって、かえりみちには見たいものがたくさん。魅力的なものばかりですものね。でも、これではなかなか家には着きません。それでも大きなハリネズミは優しく寄りそった後に言うのです。
「さあ、もう いかなくちゃ。いえは もう、すぐ そこだよ」
すると小さなハリネズミは……?
夜へと向かう風景の中、ゆっくり歩くかえりみちは特別な時間。たとえ途中で寝てしまったとしても、その先に待っているのは大好きな自分の家です。小さなハリネズミは大きなハリネズミの腕の中で、きっといい夢を見ているのでしょうね。ドイツの人気絵本作家ブリッタ・テッケントラップが、美しい一日の終わりを描きます。
この書籍を作った人
ドイツハンブルグ生まれ。ロンドンのセントマーティンズ・カレッジ・オブ・アート、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートで学ぶ。子ども向け絵本および挿絵の分野で活躍しており、絵画展も多数開催されている。共にアーティストである夫、息子と一緒にベルリンで暮らしている。
この書籍を作った人
埼玉県生まれ。詩人、絵本作家。詩集に『ひつじがいっぴき』(フレーベル館)、『五つのエラーをさがせ!』(大日本図書)。創作絵本に『しきしきむら』シリーズ(岩波書店)、『おはようきょうりゅう』(教育画劇)、『ちょろちょろかぞく』シリーズ(理論社)、『はたらくんジャー』(フレーベル館)、『からだのなかでドゥンドゥンドゥン』(福音館書店)、『なになになあに?』(フレーベル館)。絵本の翻訳もてがけ、クリス・ホートン作『どうする ジョージ!』で第62回産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞。『クマのパディントン』(理論社)、翻訳絵本に『ヨゼフのだいじなコート』(フレーベル館)、『ともだちからともだちへ』(理論社)、『ピッツァぼうや』(セーラー出版)、『ぜったい食べないからね』他多数。
出版社からの内容紹介
「あなたの ママは どんなものに にていますか?」学校で出された宿題にカエルくんは困ってしまいました。ママの口ぐせや思い出は浮かんでも、答えはなかなか見つからず、悲しみに暮れているパパにも聞けません。一人で空を見上げていると、空に漂う雲の形が、だんだん何かに見えてきて……。大切な人を思いながら、死の悲しみを乗り越え前を向く父と子の姿を、今注目の台湾の作家・画家が美しく繊細に描きます。雨上がりの光が感じられる絵本。訳・いとうひろし
この書籍を作った人
1973年、台湾生まれ。台湾・文化大学美術学部卒業。1999年に絵本作家デビュー。台湾、中国などで多くの賞を受賞。『カタカタカタ おばあちゃんのたからもの』(宝迫典子訳/ほるぷ出版)で、2019 年産経児童出版文化賞・翻訳作品賞を受賞。その他の作品に『きょうりゅうバスで としょかんへ』(世界文化社)がある。鉛筆、水彩、デジタルなどを用いた手法で描き、繊細で軽やかな画風が魅力。
この書籍を作った人
1957年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業。独特のユーモラスであたたかみのある作風の絵本・挿絵の仕事で活躍中。おもな作品に 「おさるのまいにち」シリーズ(講談社刊、路傍の石幼少年文学賞受賞)、「ルラルさんのにわ」シリーズ(絵本にっぽん賞受賞)「くもくん」(以上ポプラ社刊)、「あぶくアキラのあわの旅」(理論社刊)、「ごきげんなすてご」シリーズ、「ふたりでまいご」「ねこと友だち」「マンホールからこんにちは」「アイスクリームでかんぱい」「あかちゃんのおさんぽ@A」「ねこのなまえ」(以上徳間書店刊)など多数。「ふたりでまいご」の姉妹編、「ふたりでおるすばん」が徳間書店から11月に刊行予定!
出版社からの内容紹介
あるところに、赤いおしろと青いおしろが並んでたっていました。ふたりの王さまはとても仲が良く、住んでいる人どうしも仲良しでした。ところが、とてもささいなことで二人の王様がけんかをし、せんそうが始まってしまったのです。エリック・バトゥーが戦争の愚かさと悲しさを訴えた心に刺さる絵本。
この書籍を作った人
1953年愛媛県生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。3年間のフランス滞在を経て、絵本作家、翻訳家として活躍中。『なぞなぞのたび』(フレーベル館)でボローニャ児童図書展絵本賞、『あしたうちにねこがくるの』(講談社)で日本絵本賞、『あしたのあたしはあたらしいあたし』(理論社)で三越左千夫少年詩賞を受賞。訳書に『リサとガスパール』シリーズ(ブロンズ新社)他多数。
出版社からの内容紹介
『長い長い夜』の感動を継ぐ、ルリの新作絵本。「潔いほど単純でありながら、ずっと心を捉えて離さない物語」
――キム・ハナ(『女ふたり、暮らしています。』著者)
高層階ビル、騒音、多くの人々に囲まれた都会で暮らすワニ。
無機質なものたちに囲まれ、「何か」になるため、誰かの基準に合わせるため努力するワニの姿に、わたしたちは何を見るのだろうか?
韓国20万部の大ベストセラーを記録した児童書『長い長い夜』)の作者ルリと、『気象庁の人々 社内恋愛は予測不能?!など数多くの人気ドラマを手掛けるクリエイター集団クルラインによる、ありのままの自分を忘れて生きる大人のための絵本。
出版社からの内容紹介
嵐をこえて日本へやってきたハティハティ。女の子のつばめと出あって、5羽の赤ちゃんが生まれ、子育てにはりきりますが…
出版社からの内容紹介
ジルベルトは風と友だちです。ふうせんや凧やおもちゃの船や、風車やシャボン玉を使って
風と遊びます。でも、時には風のせいで困ったこともおこります。子どもたちの心にしみ通る、
味わいの深い絵本です。
この書籍を作った人
1895年アメリカ ウィスコンシン州生まれ。動物達と親しんだ幼児は、後のエッツに、決定的な影響をあたえる。「セシのポサダの日」(冨山房刊)でコルデコット賞受賞。「海のおばけオーリー」(岩波書店刊)、「もりのなか」(福音館書店刊)などの作品がある。1984年没。
出版社からの内容紹介
注目の絵本『ねことことり』の画家
なかの真実デビュー作、待望のハードカバー化。
猫が暮らす、高い崖の古い家。この土地では、
昔からふしぎなことが起こるといわれ……。
ある朝、猫は色とりどりにかがやく石のようなものを見つけます。
その“石”はどんどん大きくなり……。
小さな一歩が、互いを繋ぐ―美しい細密画で描く
イマジネーション溢れるファンタジー。
子どもも大人も虜になる! なかの真実ワールド。
「一体このあとどうなるの?」と
ハラハラドキドキ楽しみしながら、
どっぷりと物語に浸かることができます。
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「出会いは、お互いにとって特別な偶然。
チャンスが訪れたとき、ほんのわずかな一歩でも
踏み出すことができたら、その先に
つながるのではないかと思います。」
―作者・なかの真実
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この書籍を作った人
1984年、神奈川県生まれ。デザイナーとして勤務後、イラストレーターとして活動。2017 年より舘野鴻氏に師事。水彩を使用した細密画、表現するための絵描き道を学ぶ。「みどりの がけのふるいいえ」(世界文化社)で絵本作家デビュー。「いきものづくし ものづくし」シリーズ(福音館書店)の4巻内「しろくろのいきもの」、6巻内「さるのかお」の作画を担当。「ねことことり」(作 たてのひろし・世界文化社)の絵を担当。
出版社からの内容紹介
読んでいる間も、本を閉じた後も、豊かな気持ちになる、真夜中の物語。
眠れなくて不安な夜、窓の外のお月様に「あそぼうよ」と声をかけてみると、星形の釣り針がついた糸がするするとおりてきて、眠れないお友だちがつぎつぎとあつまってきました……。2020年の国際推薦児童図書目録『ホワイト・レイブンズ』に選定された、韓国の新進気鋭の絵本作家による最新作!
言葉にしなくても 相手のことを 理解しようとする 大切な 気持ちを 描こうと しました。
世の中の すべての「ひとり」が 集まって、 思う存分 遊んで
その力で ぐっすり寝られることを 願っていますーーキム・サングン
文:栗田奈緒子 編集:木村春子