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2025年7月 新刊&おすすめ絵本

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2025.07.25

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想像力が膨らむ おはなし絵本(2025年7月 新刊&おすすめ絵本)

目次

いよいよ始まる夏休み、子どもたちとどう過ごそう? 規則正しい園や学校生活から一変する日々が心配で、スケジュールを組みすぎたり予定を詰めすぎたり。結果、親子でヘトヘトになってしまう……長いお休みは、親にとってもなかなかプレッシャーですよね。そんなときこそ、ただただ絵本を読む、おはなしの世界を大人も一緒に泳いでみる。意外にも心満たされる豊かなひとときだと気づきます。

今回は親子で想像の世界をたっぷりと味わえる絵本をご紹介します。

時計屋さんで眠ってしまうねぼすけさん、パンを食べながらなぜか壁に挟まっているくいしんぼうさん、めざまし時計の音に驚きすっ飛ぶこわがりさん……個性豊かな面々でにぎわう『はちのこしょうてんがい』、さて一体どんな商店街なのでしょう?
『せかいいち大きな女の子のものがたり』、聞いただけでまずどれだけ大きいんだろうと思い描きますが、想像を裏切りません! とっても勇敢な女の子、村人を守るために大ぐまに挑むその姿は豪快、そして爽快!

ふふふふ、ワハハハ!えぇーっ!うわーっ!絵本はさまざまな感情のアトラクションを楽しめる遊園地のようですね。時間を気にせず、存分に遊んでください!

りさちゃんのお気に入りの服だったぼくは、ゆうくんのおさがりになったけど……『たいせつなふく』サステナブルファッションをテーマにした一冊

  • たいせつなふく

    出版社からの内容紹介

    りさちゃんのお気に入りの服だったぼくは、
    おとなりのゆうくんのおさがりになった。
    でもゆうくんたら、もっとぼくを大切にしてよ…!
    服の問題を親子で考えられる、
    サステナブルファッションをテーマにした物語。

もういいかい? まーだだよ!隠れてドキドキ、探してワクワク!竹下文子さん&鈴木まもるさんが贈るかわいいかくれんぼの絵本『どきどきかくれんぼ』

  • どきどき  かくれんぼ

    出版社からの内容紹介

    かくれんぼしよう! 鬼を決めるよ、じゃんけんぽん。あおくんが鬼。いーち、にー、さーん……じゅう! もういいかい? まーだだよ。もういいかい? もういいよ! どこに隠れたかな。あれ? きいちゃんがいない!

この書籍を作った人

竹下 文子

竹下 文子

1957年、福岡県に生まれる。東京学芸大学卒業。1996年に「黒ねこサンゴロウ」シリーズ(偕成社)で路傍の石幼少年文学賞を受賞。主な作品に『みけねこレストラン』『きょうりゅう1ぴきください』『もしもし・・・』(偕成社)、『せんろはつづく』『ねえだっこして』「おてつだいねこ」シリーズ(金の星社)、『アフリカないしょだけどほんとだよ』(ポプラ社)、『クッキーのおうさま』(あかね書房)などがある。

この書籍を作った人

鈴木 まもる

鈴木 まもる

1952年、東京都生まれ。東京芸術大学中退。「黒ねこサンゴロウ」シリーズ(偕成社)で赤い鳥さし絵賞を、『ぼくの鳥の巣絵日記』で講談社出版文化賞絵本賞を、『ニワシドリのひみつ』(岩崎書店)で産経児童出版文化賞JR賞を受賞。主な絵本作品に『ピン・ポン・バス』『がんばれ!パトカー』(偕成社)、『せんろはつづく』『つみきでとんとん』(金の星社)、エッセイに『バサラ山スケッチ通信』(小峰書店)などがある。また鳥の巣研究家として 『日本の鳥の巣図鑑 全259』(偕成社)、『鳥の巣いろいろ』(偕成社)、『鳥の巣の本』『世界の鳥の巣の本』『ぼくの鳥の巣コレクション』(岩崎書店)、『鳥の巣みつけた』『鳥の巣研究ノート』(あすなろ書房)などの著書があり、全国で鳥の巣展覧会を開催している。

ただしくんが待ち合わせたのはねぼすけさん。しっかりさん、こわがりさんも集まってきて……個性的な子どもたちでにぎわう不思議な『はちのこしょうてんがい』

  • はちのこしょうてんがい

    みどころ

    今日「ただしくん」は待ち合わせ。
    やくそくの相手は「ねぼすけさん」。
    あれあれ? あらわれた「ねぼすけさん」、頭にまくらがついていますよ。
    ふたりは「はちのこしょうてんがい」に並んだとけいやさんへ。今日は「ねぼすけさん」とめざましどけいを買いに行くのです。

    つぎつぎに登場するのは、個性豊かな子どもたち。
    「みつごさん」に「しっかりさん」、「ねぼすけさん」に「こわがりさん」に「くいしんぼうさん」。
    「ねぼすけさん」はどこでも構わずすぐに寝てしまうし、「こわがりさん」は大きな音に驚いてすっ飛んでいってしまうし、「くいしんぼうさん」はパンを食べながらなぜか壁に挟まっていて……。

    どこか懐かしいような雰囲気のほっこりとした絵の中に不思議が溶け込んでいて、ちょっとおかしなことが起きていても、「はちのこしょうてんがい」ではなんだか当たり前の光景のように思えてきます。

    そしてお話から分かる不思議だけでなく、絵をよ〜く見てみると、他にもいろいろ不思議が見つかるでしょう。あれ、なんかへんかも? という不思議をいろいろ見つけてみませんか。

    子どもも大人も動物たちも思い思いに自由に過ごしている「はちのこしょうてんがい」、行ってみたいなと思ったら、いつでも絵本のページを開いてみてくださいね。

あのねブックス

クモ、モグラ、コウモリ、アメンボ……みんなはどんな家に住んでるの?空想とリアルな棲家を行き来しながらのぞく生きものたちのくらし『ぼくたちのいえ』

  • ぼくたちのいえ

    出版社からの内容紹介

    動物や昆虫の家に遊びにいってみたいと思ったことはありますか? この絵本はそんな夢をかなえてくれます。主人公のぼくが、2匹のネコをおともに、クモ、アリ、モグラ、コウモリ、トカゲ、カエル、アメンボ、ドジョウ、チョウ、ハチ、リス、カラスの家をたずねます。左ページは実際の生きものの家、右ページは空想でその家に住んでみたところ。リアルとファンタジーを行き来しながら生きものと仲よくなれる1冊です。

夜、トイレに行く時に通りかかるワニのような形の大きな影がある日、目の前に現れた!?怖くて不思議な影の世界が広がる『かげわに』

  • かげわに

    かげわに

    作・絵:
    岩田 明子
    出版社:
    文溪堂

    出版社からの内容紹介

    とらたが一番怖いもの、それは夜トイレへ行く時に通りかかる、ワニの様な形の大きな影。ある夜、その「かげわに」たちが動きだし、一緒に影の広場へ行くことになって……。とらたと影たちの、一夜の秘密の物語。

この書籍を作った人

岩田 明子

岩田 明子

1967年、東京生まれ。1991年、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科を卒業。2004年、子どもの本専門店「メリーゴーランド」(三重県四日市市)主催の「絵本塾」に参加。絵本作品に「ばけばけばけばけ ばけたくん」シリーズ、『とんねる とんねる』『どっしーん!』『どんどん くるくる(中尾昌稔・文)』『そらからふるものなんだっけ?』(ともに大日本図書)、『こちら たこたびょういん』(PHP研究所)、『はらぺこソーダくん』(佼成出版社)、『でてくる でてくる』(ひかりのくに)がある。

世界一大きく勇敢な女の子・アンジェリカは村人たちを困らせる大ぐま退治に挑むことに!ユーモラスで豪快&爽快な読後感『せかいいち大きな女の子のものがたり』

この書籍を作った人

落合 恵子

落合 恵子

作家。執筆と並行して、東京と大阪で、子どもの本の専門店「クレヨンハウス」を主宰。おもな著書に『人生案内 自分を育てる悩み方』(岩波新書)、『母に歌う子守唄わたしの介護日誌』(朝日新聞社)、『絵本屋の日曜日』(岩波書店)など。翻訳書に『海からの贈りもの』(アン・モロウ・リンドバーグ/著 立風書房)など。

お母さんにいたずらを怒られ部屋に閉じ込められたマックス。すると木が生え、森や海が広がり……!モーリス・センダック代表作『かいじゅうたちのいるところ WHERE THE WILD THINGS ARE』

「英日CD付 英語絵本」シリーズ

この書籍を作った人

モーリス・センダック

モーリス・センダック

1928年アメリカ ニューヨーク生まれ。アート・スチューデンツ・リーグに学ぶ。『かいじゅうたちのいるところ』(冨山房)でコールデコット賞を受賞、その他『まよなかのだいどころ』『まどのそとのそのまたむこう』(冨山房)、『ロージーちゃんのひみつ』(偕成社)、『そんなときなんていう?』(岩波書店刊)、『くつがあったらなにをする?』(福音館書店刊)、『ミリー』(ほるぷ出版)他多数の作品がある。国際アンデルセン賞、ローラ・インガルス・ワイルダー賞、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞などを受賞。

紹介動画公開中

文/竹原雅子
編集/木村春子

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