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2025年9月 新刊&おすすめ絵本

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2025.09.18

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好奇心を刺激する 子ども向け実用書(2025年9月 新刊&おすすめ絵本)

目次

9月は「防災月間」。もしも急な災害が起きた時でも落ち着いて対応できるよう、子どもたちに確かな知識を伝えたいですね。そこでおすすめしたいのが、『新装改訂版 ぐらぐらゆれたら だんごむし!』。地震が起きた時の身の守り方を、だんごむしやチーターなど、小さな子どもでも覚えやすい動きで教えてくれる防災しかけ絵本です。

また、映画『国宝』の異例の大ヒットにより、遠い伝統芸能になりつつあった歌舞伎への関心が今、一気に高まっています。歌舞伎の世界に初めて触れるなら、『歴史を旅する絵本 夢の江戸歌舞伎』がぴったり。江戸三座の一つ、中村座の興行を緻密かつ美しく再現したこの本は、完成まで8年を費やした作者渾身の作品。タイムスリップして江戸文化にたっぷりと浸ってみてください。

ほかにも、憧れのプリンセスや爆笑必至のまんがをフックに子どもたちの好奇心にアプローチする本など、いろいろ! バラエティ豊かなラインナップでお届けします。

憧れのプリンセスになりたい!そのためには?挨拶や身だしなみ、ルールなど身につけたいマナーを楽しくかわいく教えてくれる『すてきなおさほうがみにつく プリンセスのおやくそく』

  • すてきなおさほうがみにつく プリンセスのおやくそく

    出版社からの内容紹介

    憧れのプリンセスと一緒に、プリンセスになるためのおやくそくを学ぼう!
    きらきらレッスンをこなして、ドレスやアクセサリーなど、自分のときめくアイテムを選んでね。
    可愛いイラストで、何度も繰り返し楽しめるから、自然とおやくそく(お作法)が身について、
    お子さんの「自分でできる」の気持ちを育みます!


    ★ポイント1:身につけておきたいお作法が、可愛いイラストで分かる!
    親子で繰り返し読むことで、
    〇自己肯定感を持つための心のあり方
    〇身だしなみなどの生活の基本
    〇社会で生きていくためのルール
    〇思いやりの気持ちとお友だちとの付き合い方
    を身につけることができます。


    ★ポイント2:可愛いアイテムいっぱい。最後は舞踏会にご招待!
    本書は、何度も繰り返し読みたくなるしかけがたくさん。
    各章の終わりには、とっても可愛いドレスやアクセサリーがいっぱいだから、
    アイテムを選んで自分だけのプリンセスになるのが楽しい!
    おやくそくを全て学んだら、最後は舞踏会でプリンセスと一緒に踊りましょう!
    巻末には、切り取って遊べる"プリンセスしょうめいしょ"付き。


    【内容紹介】
    第一章:プリンセスのこころ
    *「ありがとう」と「ごめんなさい」をたいせつに
    *「じぶんのすき」をたいせつに など

    第二章:みだしなみのたいせつさ
    *「みだしなみ」をととのえる
    *じぶんで できることは じぶんでする
    *もちものを たいせつにする  など

    第三章:プリンセスのおもいやり
    *やくそくやルールはまもる
    *しょくじをたのしむときのきづかい など

    第四章:プリンセスのやさしさとゆうき
    *あいてのきもちをたいせつにする
    *ともだちとなかよくなるには
    *ときには「いや」ということもたいせつ など

10代目体操のお兄さん・佐藤弘道さんが、骨と筋肉を元気にする体のしくみや運動遊びをわかりやすく楽しく解説! 大人にも役立つ一冊『ホネキンシアター』

  • ホネキンシアター

    みどころ

    『おかあさんといっしょ』10代目体操のお兄さんとしておなじみの佐藤弘道さんによる骨と筋肉のおはなし、名付けて「ホネキンシアター」のはじまりです。

    体を支える骨、そして体を包む筋肉。この二つを動かして、体を元気にしていこう! 大切なのは、よく遊ぶこと。体全体を動かすことが大事なのです。

    例えば……笑顔をつくったり、胸の筋肉で姿勢を正したり、お買いものをしながらお腹の筋肉を意識してみたり。背中も腰も足も、それぞれ大事な役割があるのです。

    「運動あそび」指導の第一人者として活躍されてきた佐藤弘道さんは、2024年6月に腰椎梗塞を発症するも奇跡の回復を遂げるという経験をされました。そんな佐藤さんが提唱するのは、自分の体に関心を持って、運動あそびに興味をもって取り組むということ。にしもとおさむさんの描くわかりやすい図解によって、体の仕組みや運動の方法が楽しく、わかりやすく、伝わってきます。

    骨と筋肉が元気になると、ますます運動が好きになる。子どもたちに伝えながら、同時に私たち大人にも大いに役に立ってくれる絵本です。

爆笑しながら発想力・探究力がアップ?!『空想科学読本』柳田理科雄さん&ギャグまんが家・森ゆきえさんによる科学まんが誕生『集英社最強科学まんが もしも桃太郎のおばあさんがマッチョだったら』

  • 集英社最強科学まんが もしも桃太郎のおばあさんがマッチョだったら

    出版社からの内容紹介

    おとぎ話×空想科学=発想力アップ!

    探究学習、自由研究、STEAM教育にピッタリ!
    『桃太郎』『ジャックと豆の木』などのおとぎ話を科学的に考えたら爆笑まんがに!?
    『空想科学読本』の柳田理科雄先生と、天才ギャグまんが家・森ゆきえ先生のタッグで、最強科学まんがが爆誕!!

    昔話の素朴な疑問を理科雄先生といっしょに考えることで「答えのない問題を自ら考える力」「頭を使う能力」が高まります。

    各まんがに「空想科学メソッド」を使った解説つき。自由研究に役立つコラムも掲載!

    【「空想科学メソッド」で、どんな疑問も解決できる】(「はじめに」より抜粋)
    こんにちは、空想科学研究所の柳田理科雄です。ぼくは、まんがやアニメのできごとを科学的に考えて『ジュニア空想科学読本』『ポケモン空想科学読本』などの本を書いてきました。

    驚いたのは、ぼくの本をきっかけに、理科が好きになった人がいっぱいいたこと。また理系に進んで、研究者や科学者やお医者さんになった方も大勢いらっしゃることです。

    そういう人たちには、しばしば「『空想科学読本』には、答えのない問題を自ら考える面白さを教えてもらった」「ジャンルにとらわれず、総合的に考えるという姿勢は、いまの仕事にも役立っている」といわれます。さらには「『空想科学読本』の視点は、探究学習やSTEAM教育に最適。子どもたちに、ぜひ身につけてほしい」とも。

    そんな声に応えて作ったのが本書です。ぼくが『空想科学読本』を書くときに行ってきた「疑問を解く方法」を示し、まんがのなかで「理科雄先生」に実践してもらうことにしました。

    その方法とは、次の4stepで考えるというものです。

    step1 自分の疑問を分解する
    step2 考えるための材料を集める
    step3 材料をもとに自分で考える
    step4 自分なりの結論を出す

    ぼくはいつもこの方法でまんがやアニメのできごとを考え、これまでに1000以上の疑問に取り組んできました (ぼくはこの方法を「空想科学メソッド」と呼んでいます)。

    本書ではこの方法を使って、昔話の素朴な疑問を、まんがの中の理科雄先生といっしょに考えていきます。どれも明確な正解のない問題ですが、だからこそ自分で考えることで「頭を使う能力」が高まります。

    各stepのやり方についてや、まんがに出てきた疑問を考える方法も、まんがの途中に解説ページを設けましたので、まんがとあわせて読んでみてください。考える力が、どんどんアップしていくことでしょう。

    自分のアタマで考えることのおもしろさを実感できるようになったら、それはあなたにとって、「一生の武器」になるはずです。

大河ドラマ「べらぼう」や大ヒット映画「国宝」で注目! 江戸時代や歌舞伎の世界を華やかで細密な絵で再現した渾身の一作『歴史を旅する絵本 夢の江戸歌舞伎』

  • 歴史を旅する絵本 夢の江戸歌舞伎

    出版社からの内容紹介

    華やかで細密な絵で、江戸中村座の一興行のすべてを再現しました。描かれた江戸の人たちにまじって、ゆっくりと歌舞伎全盛の舞台をご体験下さい。巻末に、解説と詳しい絵注を付けました。研究者と画家が8年の歳月をかけた渾身の知の絵本。

「歴史を旅する絵本」シリーズ

女性のホモ・サピエンスにスポットをあて700万年の進化をたどった、壮大でユニークなビジュアル図鑑絵本!世界19ヵ国で刊行『カラー図鑑 フェミナ・サピエンス全史 人類の進化と女性の祖先』

  • カラー図鑑 フェミナ・サピエンス全史 人類の進化と女性の祖先

    出版社からの内容紹介

    本書は、女性の目から見た人類の進化についてのとびきりユニークな図鑑です。
    ここに登場する女性の化石人類には、440万年前に2本の足で歩く一方で木の上でも暮らしていたアルディ、もっとも有名な祖先であるルーシー、グラン・ドリーナの少女、みんなに愛されたベンハミーナなどがいます。その暮らしぶりや発見時のエピソード、家族との絆など、わくわくするストーリーが満載です。
    さまざまな種の人類が生きていた700万年前から、わたしたちホモ・サピエンス(現生人類)というひとつの種が残っている現在までをたどる、壮大な進化の旅へ。いざ出発です!世界19か国で刊行の話題書。

    *「フェミナ・サピエンス」は女性のホモ・サピエンスに注目するためにつくられた言葉です

この書籍を作った人

マルタ・ユストス

マルタ・ユストス

人類学者で、長年にわたりスペイン・ブルゴスの人類進化博物館(MEH)で科学コミュニケーターとして勤務する。世界で最も重要な古生物学遺跡のひとつである、近郊のアタプエルカ遺跡群の発掘にも10 年以上携わる。MEHは同遺跡群から出土した多くの遺物を収蔵している。

この書籍を作った人

ディエゴ・ロドリゲス・ロブレド

ディエゴ・ロドリゲス・ロブレド

1998年生まれ。スペイン・マドリードで考古学を、バスク地方で科学イラストレーションを学び、さまざまな遺跡発掘に携わる。芸術と科学の専門知識を融合させ、先史時代の知識とデータに忠実でありながら、美しいイラストを分かりやすく教育的に描くことに情熱を注ぐ。

この書籍を作った人

篠田 謙一

篠田 謙一

1955年生まれ。京都大学理学部卒業。博士(医学)。佐賀医科大学助教授を経て、国立科学博物館人類研究部に勤務。2021年より館長。専門は分子人類学。『人類の起源』(中央公論新社)、『科博と科学』(早川書房)など、編著書多数。長い間、ペルーで発掘をしていたことがあり、アンデスの遺跡調査は懐かしい思い出のひとつ。

この書籍を作った人

網野 真木子

網野 真木子

上智大学外国語学部イスパニア語学科卒業。東京外国語大学大学院修士課程修了。スペイン語文学専攻。スペイン語非常勤講師。訳書に『わたしのくつしたはどこ?』(岩崎書店)、『夜明けをまつどうぶつたち』(NHK 出版)など。アタプエルカの遺跡をいつか訪れたいと願っている。

おうちで遊んでいたらお部屋がぐらぐら揺れたよ、どうしよう?地震からの身の守り方を生きものに喩えたわかりやすい動きで教える『新装改訂版 ぐらぐらゆれたら だんごむし!(おやこでまなぼう! 防災しかけ絵本)』

紹介動画公開中

文/竹原雅子 編集/木村春子

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